相続の勘違い
渡し方を考えるという選択
最後に残したいもの
相続を考えるとき、
「できるだけ多く残してあげたい」
そう願われる方は少なくありません。
それは、
家族を想う自然な気持ちです。
けれど本当に大切なのは、
残した財産が、
その人の人生を支える形で渡ること。
そしてご本人も、
「これでよかった」と
静かに安心できることです。
それが、相続のひとつのゴールです。
「この子にまとまったお金を渡して、大丈夫だろうか」
こんなお話を伺うことがあります。
「この子にまとまったお金を渡して、大丈夫だろうか」
借金の経験があったり、
お金の管理に不安があったり。
それでも、
親として何も残さないのは忍びない。
そう感じるのは、当然のことです。
ただ、
不動産をそのまま残すことや、
まとまった現金を一度に渡すことが、
かえって、
その人の人生の重荷になってしまうこともあります。
お金は、支えにもなりますが、
渡し方によっては、
負担になることもあるからです。
守るための残し方
大切なのは、
「残すかどうか」だけではなく、
「どう残すか」を考えることです。
たとえば、
不動産を整理しておくこと。
一度に受け取れない形で準備すること。
遺言で、手続きを整えておくこと。
少し設計を変えるだけで、
相続は、守るためのものになります。
相続は、
金額の問題である前に、
構造の問題でもあります。
残すことも、
残しすぎないことも、
どちらも、ご家族を想う選択です。
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岡崎総合会計事務所



