お金に振り回されない生き方
経営者にとって、「どこにお金を使うか」は永遠のテーマです。設備や広告も大切ですが、何よりも大きな投資先は“人”です。
ある社長は、業績が苦しい時こそ社員の研修費を削らないと言います。「知識と経験は、あとで必ず会社に返ってくる」と。実際、その会社は数年後、社員が自ら新しい事業を立ち上げ、会社の柱になりました。
人に投資するというのは、短期的な利益よりも未来を信じる行為です。教育、環境、信頼。お金をかけた分だけ、会社は人を通じて成長します。人が育つ会社は、数字もあとからついてくる。
経営とは、“人を信じて使うお金”を積み重ねること。それが、長く続く会社の本当の強さになるのです。
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岡崎総合会計事務所
税理士 岡崎 俊視



