お金は“結果”であって“目的”ではない
同じ業種の会社でも、どこにお金を使うかで印象は大きく変わります。広告に多くを使う会社もあれば、社員教育や職場環境に投資する会社もある。お金の“流れ”は、経営者の価値観そのものを映し出します。
ある社長は「迷ったら“誰の笑顔につながるか”で決める」と話していました。お金の使い道を、人の幸せを軸に考えることで、社員の信頼も自然と集まったそうです。
会計上の数字は、ただの記録のように見えますが、その背景には経営者の想いが流れています。お金は血液のようなもの。どこに流すかで、会社の体質も変わっていくのです。お金の流れを整えることは、経営の心を整えること。数字を見つめることは、自分たちの生き方を見つめることでもあるのです。
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岡崎総合会計事務所
税理士 岡崎 俊視



