お金は“結果”であって“目的”ではない
経営の数字を見るとき、売上や利益に目が行きがちです。けれど、その数字の裏には、必ず「ありがとう」があります。お客様からの感謝、取引先からの信頼、社員同士の支え合い。そうした“ありがとう”の数が積み重なって、結果として売上になります。
ある会社では、毎朝の朝礼で「昨日もらったありがとう」を一つずつ共有しているそうです。最初は照れくさそうだった社員も、次第に人との関係を意識するようになり、社内の雰囲気が変わったと言います。
数字は冷たく見えますが、その奥には人の温かさがあります。「ありがとう」が集まる会社は、必ず強くなります。数字を追うよりも、人の心を大切にする。その積み重ねが、最も確かな経営の力になるのです。
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岡崎総合会計事務所
税理士 岡崎 俊視



