孤独との付き合い方
経営をしていると、「動き続けなければ」と思いがちです。けれど、動きながらでは見えない景色があります。立ち止まって初めて、これまでの歩みや、仲間の存在に気づくことがあります。
ある社長は、コロナ禍で一時的に事業を縮小しました。その時間を使って、社員一人ひとりと丁寧に話し合ったそうです。再開後、以前よりも会社の一体感が増し、結果的に業績も安定しました。
立ち止まることは、後退ではありません。見直し、整えるための時間です。焦らず、立ち止まり、自分たちの“いま”を見つめ直す。そこからまた、新しい一歩が始まります。経営も人生も、走り続けるだけでは続きません。立ち止まる勇気が、次の成長を支える力になるのです。
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岡崎総合会計事務所
税理士 岡崎 俊視



