迷いながら決める力
経営では、数字がすべてのように見えることがあります。売上、利益、効率。どれも大切な指標ですが、会社を支えているのは、実はその“外側”にある信頼です。
ある会社では、業績が一時的に落ち込みましたが、取引先が「あなたのところなら大丈夫」と取引を続けてくれたそうです。その関係は、長年の誠実な対応の積み重ねから生まれたものでした。
信頼は、すぐに数字には現れません。しかし、いざというときに会社を守ってくれるのは、数字よりも人の想いです。日々の小さな約束を守ること、誠実に話すこと。そうした地道な積み重ねが、数字では測れない“経営の財産”になります。
数字を追うことと、人を大切にすること。その両方を忘れずに歩むことが、長く愛される会社をつくる道だと思います。
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岡崎総合会計事務所
税理士 岡崎 俊視



