孤独との付き合い方
経営をしていると、「早く決めなければ」と思う場面が多くあります。けれど、本当に大切な決断ほど、すぐには答えが出ないものです。迷うというのは、いくつもの選択肢を真剣に考えている証拠。迷わず決めることよりも、「なぜ迷っているのか」を見つめる時間にこそ、経営の深みがあります。
ある社長は、取引先を変えるかどうかで何週間も悩みました。結果として「今は変えない」と決めましたが、その間に社内の信頼関係が見直され、結果的に会社が強くなったそうです。
決断の速さよりも、納得して踏み出すことが大事。迷いながらも一歩を進める。その姿勢こそが、経営者としての覚悟であり、会社を導く力になるのだと思います。
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岡崎総合会計事務所
税理士 岡崎 俊視



