税理士は会社のドクター~数字で未来を描く
借入金は、経営者にとって必要悪ではなく、うまく使えば会社を成長させる道具です。
ある会社では、売上が安定しているものの、新しい設備投資のために資金が不足していました。利益だけでは手が届かない場面で、計画的な借入を行った結果、設備が導入され、生産性が上がり売上も伸びました。
借入金は返済義務がありますが、投資のための資金や、季節的な資金繰りの補填など、目的を明確にすれば会社の力になります。無計画に借りるとリスクになりますが、計画と見通しがあれば安全な経営判断に変わります。数字を使って返済計画を立て、入出金を管理することは、借入金を“味方”にする第一歩です。
資金をただの負担にせず、成長のための道具として使いこなす視点が、健全な経営には欠かせません。
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岡崎総合会計事務所
税理士 岡崎 俊視



