税理士は会社のドクター~借入金の“良い使い方”
決算書は、会社の健康状態を示す体温計のようなものです。売上や利益だけでは見えないリスクも、数字を細かく見ることで把握できます。
ある会社では、利益は安定していましたが、売掛金の回収に時間がかかり、資金繰りがひっ迫していました。決算書を丁寧に分析したことで、どの取引に注意すべきかが明確になり、早めの対応が可能になりました。
数字は一見、温度のない記録のように見えます。正しく読み解けば「会社の今」を語る声になります。赤字や資金不足の兆候も、早く気づけば十分に手を打つことができます。
決算書を見る習慣を持つことは、会社を守り、未来を整えること。体温計で健康を確認するように、決算書を通じて会社の状態を知ることが、健全な経営への第一歩です。
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岡崎総合会計事務所
税理士 岡崎 俊視



