600年前の「能の技術書」に学ぶ、顧客志向のマーケティング戦略?!
世阿弥が書き残した600年前の「能の技術書」に学ぶ、顧客志向のマーケティング戦略その2は、
プロダクト・ポートフォリオと「花の鮮度」について。
能を創設した世阿弥は、観客の心をその瞬間に惹きつけ、
感動させる魅力のことを「花」と呼びました。
現代でも「あの人は花があるね」などと使われているので馴染みがあるとは思います。
この、世阿弥の花理論もマーケティングにそのまま当てはまります。
たとえば「珍しきが花」。
顧客は常に新しい刺激を求める。
「珍しさ」こそが価値の源泉であり、同じことを繰り返せばいずれ市場価値(花)は暴落する、と。
こんなことを600年以上も前に指摘しているのです。
ただ、新しさ=トレンドでは決してないということも
「時分の花と真の花」という言い方で解説。
時分の花、つまり、新しさという一時的な「トレンド(流行)」と、
技術に裏打ちされた「コア・コンピタンス(持続的競争優位)」は
明確に違うものである、と読み解けます。
顧客との縁をより良いものとし、長く維持しようとするのが正しいマーケティングであり、
当然後者を指向するわけですが
残念ながらトレンドばかり気にし、よそがやればうちも、と後追いばかりしている経営者が
広島では多いように思います。
3回目は世阿弥のズバリ「ブルー・オーシャン戦略」です。


