広島で頭痛外来
おはようございます。
師走になりました。
毎朝のウオーキングも板につき、タイワンフウ*が美しく紅葉がかる瞬間を楽しみました。
脳機能から考えた生活習慣のあたえる頭痛治療
脳は二ヶ月くらい同じことをすると記憶として定着します。
そして二ヶ月後にはなんらかの変化(進歩)が脳をはじめ全身にきたします。
頭痛でこまっている患者さん、メタボ対策されているかた、認知症予防にはウオーキングをはじめとした有酸素運動は有効です。
週に一回のウオーキングはだめ?
メタボ対策や認知症予防については、週に一回でもウオーキングをすることが有効と思いますが、片頭痛の予防としては週に一回だとかえって頭痛が起こりやすくなる方もいます。
片頭痛はよく睡眠不足でも睡眠過多でも生じるといわれます。
またストレスがかかるときもストレスから解放されたときにも生じやすいのです。
片頭痛を予防するには、規則正しい生活です。
朝同じ時間に起きて、夜もだいたい同じ時間に寝る。
週末も朝早くおきる。
ストレスは平日も休日も均等です。
ウオーキングもしかり。
毎日歩く方が、週に一回よりもよいのです。
メリハリをきかした生活
これは実は片頭痛回数が多いかたには頭痛をきたす結果になることも。
ストレス解消にはメリハリをきかす生活が有効。
この矛盾点はどうすれば?
⚫️頭痛が少ないときはメリハリをきかして全体のストレスを減らすように。
⚫️頭痛が多いときは全体のストレスを減らす生活で、メリハリをきかさないように。
このふたつをうまく操れるかが片頭痛の対策かと思います。
タイワンフウ(台湾楓)
広島県の木はモミジですが、街路樹の紅葉ではモミジ以外にも多くあるようです。
タイワンフウは息を呑むほどの紅葉の美しさを観ます。
台湾が原産でわがくにには江戸時代に渡来したとのこと。
台湾楓(たいわんふう)と書くようです。
楓(かえで)の感じのつくりが風(ふう)と読めるのでタイワンフウと呼ぶようです。
百聞は一見にしかず。まず定は期受診から!
百聞は一見にしかず
タイワンフウの息を呑む美しさについて書いてますが、実際歩いて観てください。
少し外は寒くなりましたが、素敵な街路樹があなたを待ってます。
頭痛、てんかん、高血圧治療・高脂血症・糖尿病の治療や睡眠時無呼吸症候群。
治療が内服一剤のみ、呼吸器(CPAPシーパップ)の管理のみ。
なんのために外来に受診されるのか必要性を感じられずに、長期のぎりぎり処方やCPAP管理も長期で希望されるかたがたまにいらっしゃいます。
当院としてもできるだけ多くの情報を提供する。
体重や身長の測定、日常生活習慣の確認や指導などをする。
血液検査・レントゲン・心電図・脈波などで合併症や副作用の早期発見をする。
これらのことは患者さんのなかには必要性を感じてないかたも。
厚生労働省も月に一回程度の定期受診をオススメしてます。
病気や副作用の早期発見のみでなく、脳にとっての健康習慣にとっても定期受診はよいものです。
(もしろん、頭痛回数少ないかたなど定期受診の必要がないかたも多くいらっしゃいます。)