緊張型頭痛
片頭痛の患者さんの半分以上かたが頭痛がおこるまえに頭痛がくるのではないかという感覚になるとのことです。
これは頭痛前に眠気やあくびや空腹感、抑うつ感や音や光やにおいに過敏になったり、肩や首が凝り始めます。
この時期は予兆期といってできれば安静をとり運動など避けるとよいとされてます。
当院ではこの時期に漢方薬(おもに五苓散)と胃薬であるメトクロプラミドを患者さんに飲んでいただいてます。
そうすると三人に一人位の方は頭痛が来なかったり、来ても軽度だったりします。また半分位の患者さんは頭痛が来ても吐き気が来なかったといわれます。
図は平成29年に当院に受診された289名の片頭痛患者さんが漢方薬とメトクロプラミド内服されて効果があったか効果なかったかをアンケートをとらせていただいた結果です。男性44名(平均年齢 38歳)、女性245名(平均年齢 41歳)。
五苓散については別のコラムで書いてますが鎮痛作用があります。メトクロプラミドはドーパミンをブロックする作用があり頭痛発作期の過剰なドーパミンをブロックしているようです。