大中弘治プロのご紹介
利用者の生活の質を高め、笑顔があふれる介護を目指す(3/3)
利用者と真剣に向き合うことが、「利用者本位の介護」
大中さんの前職は、自動車販売の営業マン。父親の正弘さんがケアネットを起業したことから、介護の道へ。県内の社会福祉法人で4年間、修行を積み、介護福祉士の資格を取りました。今も、ヘルパーとして障害者の入浴介助などを行っています。
修業時代には、こんなエピソードも。「ショートステイ施設に認知症の女性がいたのですが、私が部屋を訪ねると、『また来てくれたん?』と、笑顔で声をかけてくれるのです。認知機能が低下しているにも関わらず、私を認知してもらえたわけです。この『介護』という仕事にやりがいを感じました」
この経験を胸に、「自分の訪問(サービス)が、利用者さんの笑顔につながったらうれしい」と話します。「例えば、障害があっても、書類へのサインや押印ができそうだと判断したら、やってもらうようにしているんです。ある利用者さんは、最近では、押印の場面になると、腕まくりをするようなしぐさを見せることも。健常者からすれば、たわいもない行為ですが、利用者さんにとっては一大事。親御さんにほめられて、残存機能が発揮できる楽しく、刹那的ではありますが唯一の貴重な時間でもあります。こうした環境や瞬間を提供できたら、私も幸せだし、双方にとってウィンウィンですよね」
本来のサービスではないことでも、目配り、気配りを忘れない大中さん。やさしい人柄と共に、介護への強い思いが伝わってきます。
「感情表現は苦手なほうなんですが、一日5分でもいいから、本音を聞くなど利用者さんとは真剣に向き合っていきたい。それが、“利用者本位の介護”だと思います。介護に携わる方々と、こうした考えをシェアしていきたいですね」
(取材年月:2021年4月)
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