製造現場のDXは「まずやってみる」から。AI活用で見えた、守るべき鉄則と新たな可能性
こんにちは。株式会社MATSUMURAの古川仁章です。
私たちが拠点を置く群馬県太田市で、ものづくりの火を絶やさず、社員が安心して長く働ける環境づくり(健康経営)に向き合っています。
5月20日、弊社では例年とは一味違う、非常に実践的な「総合訓練」を実施いたしました。
これまでも定期的な防災・避難訓練は重ねてきましたが、今回は初めての試みとして、実際に地元の消防署へ通報を行い、本物の消防車にも敷地内へ出動していただいたのです。
消防署の方々が鋭い視点で見守る中、工場内にはいつもとは違うピリッとした心地よい緊張感が走りました。
■ 経営者が「訓練のリアルさ」にこだわる理由
製造業の現場をお預かりする経営者として、また社員の心身の健康を守る健康経営アドバイザーとして、私が何より最優先すべきだと考えているのは「安全」です。
「万が一の事態」は、決してあってはなりません。
しかし、災害や不測の事態はいつどこで起こるかわからないのが現実です。
机の上のマニュアルを読み上げるだけの訓練では、いざという時に身体は動きません。
だからこそ、本物の消防車を前にした緊張感の中で、「その時、自分はどう動くべきか」をリアルに体感してもらうことにこだわりました。
■ 「満点」の評価以上に嬉しかった、社員たちの主体性
そんな私の心配をよそに、社員たちの行動は本当に素晴らしいものでした。
お互いに声を掛け合い、真剣な表情で、迅速かつ正確に避難・通報を完了。
その統率のとれた姿に、現場出身の私としても非常に頼もしく、誇らしい気持ちになりました。
さらに嬉しかったのは、訓練終了後の「質疑応答」の時間です。
こちらから促したわけではないのですが、社員たちからプロの消防士の方々に対して、次々と具体的な質問や疑問が投げかけられたのです。
「こういうケースの時はどう対処すべきか」。
それぞれが訓練を「他人事」ではなく「自分事」として捉え、本気で現場を守ろうとしている。
その主体的な姿勢こそが、今回の訓練における最大の収穫でした。
後に消防署の方からいただいた今回の訓練結果は、なんと「満点」の評価。
これは、みんなが日頃から高い意識を持ってものづくりに向き合っているからこその、必然の結果だと確信しています。
■ 安全の先にある「安心」が、強い組織を作る
私は、仕事も人生も、仲間と共に高い壁を乗り越えていく「RPG(ロールプレイングゲーム)」のようなものだと考えています。
全員が安心して自らの役割(ミッション)に集中し、個々の力を最大限に発揮するためには、その土台となる「絶対的な安全と安心」が不可欠です。
万が一の時に、仲間を、そして自分を守れる組織であること。それこそが、健康経営の真の原点ではないでしょうか。
今回のピリッとした空気感と、社員たちが見せてくれた前向きな積極性を忘れることなく、私たちはこれからもこうした実践的な訓練を継続してまいります。
地域の皆様に信頼される企業であるために、そして働く社員が日本一輝ける場所であるために、これからも「安全第一」「健康第一」のチームづくりを徹底してゆきます。
ご指導いただきました消防署の皆様、そして真剣に取り組んでくれた社員のみんな、本当にありがとうございました!
ありがたいご縁に感謝いたします。


