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世捨て人の暇つぶしブログ5

嶋﨑剛志

嶋﨑剛志

テーマ:文明・構造(思想)

漬物用大根による大改革


ブログ1で以下の効果があったと書いた。

1.作業工程の構造変化・効率化
2.ロスの激減
3.ファームドゥの定価での完売率向上
4.粗利の確定
5.精神の安定
6.大規模化、機械化への意欲
7. 洗い場増設してみたら、より柔軟になった

今回は、3について書く。

改革・変化その3.ファームドゥの定価での完売率向上


A品とB品/売れ行きの良い店と悪い店


これは想定内だが、漬物用大根は、形はある程度自由だ。
一方、ファームドゥは、形、見た目が大切だ。

これまでファームドゥ一本の頃は、
全ての大根をファームドゥに出荷していた。
当然B品も含まれる。
そのB品は、売れ行きの悪いファームドゥの店に、
申し訳ないが配分される。
従い、
凄く売れる店には、良い品がたくさん行き、
売れない店には、B品が少量行く。

売れない店でのウチの評価は当然低い。

売れ残り品

もっとも売れる店では、ほぼ毎日完売だ。
売れ残りもなければ、値下げもない。

しかし、そこそこ売れる店でも、売れ残りはある。
しかも、こちらとしてもたくさん出荷したいので、多めに出してしまう。
山積み大根は、目立つし購買意欲をそそるが、同時に必ず売れ残る。
すると、翌日値引きされる。
この値引き品、見切り品には一定の購買層がいる。

この値引き品・見切り品がなければ、
正規品を買っている顧客が、そっちへ流れてしまう。
すると、正規品の売れ行きが悪くなり、
値引き品・見切り品が増えるという悪循環が始まる。

A品しか出さない

この状況を打破したのが、漬物用大根だ。
漬物用大根には
サイズでL、LL以外を回すことにした。

なので、必然的にファームドゥにはL,LLしか行かない。
しかも、形も良いA品しか行かない。
さらに、売れる分しか出さないことにした。

この結果、全ての店に、素晴らしい大根が、売れる分だけ並ぶ結果となった。

良い品だけが並び、かつ、少しだけ品薄感が出たのだ。
ウチのブランド価値が向上したことは間違いない。

教科書通り


これは後から考えれば、教科書通りだ。
マーケティング理論通りだ。

教科書通りの結果になった。

もっと早くやっておけばよかったとは思わない。

今が一番良いタイミングだったのだ。

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嶋﨑剛志
専門家

嶋﨑剛志(農業法人)

農業法人株式会社こうづけの里

色・形良く、艶・張りもある美しくおいしい野菜を育てるため、微生物、有機肥料、化成肥料、農薬など、あらゆる手法を適切に使用。低コストで価値ある野菜を顧客に届け、農業と地方の再生、事業継承にも取り組みます

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