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危機で目覚めるが、大衆は動けない/文明・構造(思想)編(3-9:第3章総括その2)

嶋﨑剛志

嶋﨑剛志

テーマ:文明・構造(思想)

生活短観


高市自民と維新が、朝日新聞の調査で300議席を超える勢い!とのこと。
まだまだ予断は許さないが、野党の味方である朝日新聞が報じているのが、
その意味で信ぴょう性が高い。
または、穿った見方をすれば、これで同情票を中道改革連合に導こうとしているのか?

いずれにしても、SNSの投稿やコメント、集会への人の集まりなどを見ると、
勢いの差は歴然である。
SNSがあるし、過去の動画もあるので、
とぼけてもすぐウソがばれる。
野田の支離滅裂ぶりは見ていられない。
もはや本当にコントである。

選挙・投票は、
・無記名
・何の責任も負わない
・行動は投票だけ
・すぐに結果が出る

という意味では、即時報酬そのものだ。

大衆でも行動できる。

今回は、私にとっては希望する結果が出そうだが、
その判断権が大衆に委ねられているのは、
とても恐ろしいことだ。

危機は役割を再始動させる。しかし行動は再始動しない

前提:危機が自分事になれば、人は必ず目覚める


危機そのものは、今も昔も同じ働きを持つ。
自分事になった瞬間、人は役割と責任を意識する。
そこに文明差はない。

違いは「平時の筋力」である


違うのは危機ではない。平時である。

普段の生活が、あまりにも即時報酬で満たされている。

・糖
・情報
・承認
・回避
・安心

これらが即時に供給される環境では、遅延報酬に耐える必要がない。
耐える必要がなければ、筋力は育たない。

ここで言う筋力とは、精神論ではない。

・不快を保持する力
・不安を抱えたまま手を動かす力
・成果が出るまで継続する力
・面倒を引き受け続ける力

つまり「遅延報酬を引き受ける行動筋」である。

危機が来たときに起きること


危機が来ると、意識は変わる。

・まずい
・何とかしないといけない
・自分も当事者だ

ここまでは起きる。

しかし、次が続かない。

行動筋がないために、

・続かない
・持たない
・判断ができない
・実務が回らない
・引き受けられない

結果として、危機は「意識」では共有されても、「行動」へ転化しない。

危機が弱いからではない。
危機を直視できないからでもない。
行動の筋力が育っていないだけである。

この構造が生む現象


この状態では、社会は次の方向へ滑る。

・行動できない焦燥
・責任を引き受けられない緊張
・手を動かせない罪悪感

これらが滞留し、出口を求める。

出口が「遅延報酬の行動」でない以上、
出口は即時報酬の形を取る。

・怒り
・糾弾
・排除
・分断
・他責

これらは、実務を前に進めない代わりに、
意味だけを即時に回復する。

結論:危機は覚醒させるが、実装させない


即時報酬文明の特徴は、こう定義できる。

危機は、人を目覚めさせる。
しかし、目覚めた意識を行動へ変換する筋力がない。
なので、前に進まない。

但し、これは即時報酬におぼれた大衆は、である。

大好きな炭水化物よ、さようなら!

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嶋﨑剛志
専門家

嶋﨑剛志(農業法人)

農業法人株式会社こうづけの里

色・形良く、艶・張りもある美しくおいしい野菜を育てるため、微生物、有機肥料、化成肥料、農薬など、あらゆる手法を適切に使用。低コストで価値ある野菜を顧客に届け、農業と地方の再生、事業継承にも取り組みます

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