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血糖スパイクを防ぐ食べ方と、炭水化物を減らす“たんぱく質生活”のコツ/代謝・生活(実践編)65日目(2025/12/4)

嶋﨑剛志

嶋﨑剛志

テーマ:糖尿病対策/代謝再生プログラム


生活短観


最近、しらたきラーメンに凝っている。
スープは自分で香味シャンタンなどで作る。まぁまぁ美味しい塩ラーメンのスープになる。
いわゆる「ダイエットラーメン」が、TIKTOKで流行っているが、
あれは、麺が柔らかすぎて、イマイチだと思う。(食べてないが)
やはり、小麦粉の麺ほどではなくても、麺には歯ごたえ、コシが欲しい。
しらたき麺には、一応、歯ごたえもコシもある。(小麦粉麺とは違うが)

そして、しらたきラーメンの素晴らしいところは、
ほとんど血糖値の変化がないことだ。もちろん、カロリーもない。
身体にも良い。主成分であるグルコマンナンは腸内細菌のエサになるそうだ。
ほぼ無限に食べてよい、数少ない食品の一つだ。

近い将来、糖尿病の人や、ダイエット中の人のための
「しらたきラーメン専門店」を前橋でOPENしようと画策中だ。
食べてみたい方は、是非、連絡してほしい。
ウチの事務所に来てくれれば、試食できます。
こうづけの里のホームページに連絡先やメルアドなど載ってます。

今日のテーマは「食べ方」だ。ここを変えるだけで、血糖スパイクは一気に減る


血糖スパイクは、
「どう食べたか?」で大きく変わる。

これは栄養学でも、糖尿病治療でも、実生活でも変わらない事実だ。

そして、血糖スパイクを防ぐだけで、
中性脂肪、LDL、尿酸、HDL、動脈硬化…
すべてが連鎖的によくなる。

まずは“食べ方”を攻略するべきである。

第一のコツ:食べる順番がすべてだ


食べる順番を意識するだけで、
血糖の上がり方はまったく変わる。

最強の順番はこれだ。

たんぱく質(卵・厚揚げ・肉・魚)

野菜・きのこ・海藻

脂質(オリーブオイル、肉の脂など)

最後に炭水化物(ご飯・麺・パン、お好み焼きなど粉系すべて)

これを守ると、
炭水化物が血管に“直接ドーン”と入らず、
緩やかに吸収される。

血糖スパイクの高さは、
順番を変えるだけで 20〜50%は減る と言われている。

大人でも実践している人は少ないが、
小学生でもできるほど簡単である。

第二のコツ:炭水化物は「一番最後」に少量でよい


炭水化物が美味しいのはわかる。
しかし血糖スパイクの原因は、
白米・パン・麺の“単独での摂取”だ。

つまり、こういう食べ方は最悪である。

・白米だけをパクパク
・パンだけを先に食べる
・ラーメンの麺をいきなりズルズル

逆に、炭水化物を一番最後に少量食べると、
血糖は穏やかにしか上がらない。

ポイントは、

「炭水化物をやめる」のではなく
「炭水化物を最後に持っていく」

そして、できれば、
「炭水化物量を減らす」

これだけである。

第三のコツ:まず“たんぱく質で腹を満たす”


たんぱく質は、
腹持ちが良く、血糖が上がらず、
筋肉にも代謝にも必須である。

大人の多くが「たんぱく質不足」で、
現代人の不調の大半はこれが原因と言ってもよい。

私が実践している“たんぱく質生活”の基本は、
次のような食材を常備し、毎回食べることだ。

・厚揚げ、豆腐
・卵
・鯖缶・いわし缶
・鶏むね肉

これらを とにかく先に食べる。
これだけで、炭水化物の量は自然と減っていく。

第四のコツ:炭水化物の“質”を変える


炭水化物にも“良い悪い”がある。
血糖がドーンと上がりやすい炭水化物は避けるべきである。

血糖が急上昇しやすい
・白米
・食パン
・ラーメン
・うどん
・菓子パン
・ジュース類

血糖が上がりにくい
・もち麦
・玄米(七分つきでもOK)
・全粒粉のパン、パスタなど

特に「もち麦+七分つき玄米」の組み合わせは、
リブレの実測値でも白米より圧倒的に穏やかであった。

第五のコツ:飲み物は“液体の糖”を絶対に避ける


血糖スパイクの中でも最悪なのは、
ジュースや缶コーヒー、エナジードリンクなどの「液体の糖」である。

液体は噛まないため吸収が異常に早く、
血糖が一気に跳ね上がる。

血糖値を壊したい人が飲む飲み物だ。

選ぶべきは、
水、お茶、無糖コーヒー、炭酸水である。

第六のコツ:食後10〜20分の歩行が“第二のインスリン”になる


食後に軽く歩くと、
筋肉が糖を取り込んでくれるため、
血糖の上昇が驚くほど抑えられる。

医学の世界では
「食後の歩行は第二のインスリン」と言われるほどだ。

ラーメンをどうしても食べたい日でも、
食後に歩けばスパイクは大幅に抑えられる。
外を歩けない人は、家の中でスクワットをすることでも代替できる。

これは誰でも今すぐ実践できる。

第七のコツ:“ゼロか100か”で考えない


多くの人が失敗する理由は、
「炭水化物を全部やめる」と決意するからだ。

そんな必要はない。
やめるのではなく、

・先に食べない
・最後に持っていく
・量を減らす

この“ゆるい改善”を続けるだけで
血糖スパイクは激減する。

継続とは、できることを積み上げることである。

※むしろ、炭水化物をなくすと、筋肉も無くなる可能性や、リバウンドの可能性もあり、
結果として、痩せにくい身体になってしまう。

今日のまとめ:食べ方を変えれば、人生が変わる


血糖スパイクは、動脈硬化や糖尿病の入り口である。

しかし逆に言えば、
食べ方を変えるだけで、それらをまとめて防ぐことができる。

薬でもサプリでもない。
習慣と順番を変えるだけである。

次回は、動脈硬化、糖尿病の先の恐ろしい行く末について書こうと思う。

大好きな炭水化物よ、さようなら!

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嶋﨑剛志
専門家

嶋﨑剛志(農業法人)

農業法人株式会社こうづけの里

色・形良く、艶・張りもある美しくおいしい野菜を育てるため、微生物、有機肥料、化成肥料、農薬など、あらゆる手法を適切に使用。低コストで価値ある野菜を顧客に届け、農業と地方の再生、事業継承にも取り組みます

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