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生活・代謝(実践編)63日目(2025/12/2)|女性だけ?“お菓子が止まらない”理由は意志ではなくホルモンと代謝の構造だった

嶋﨑剛志

嶋﨑剛志

テーマ:糖尿病対策/代謝再生プログラム


推定Alc


いよいよ12月になってしまった。
本当に1年は早い。あっという間。
たんぱく質生活もあっという間、今日はもう63日目だ。
普通の生活をしていても、たんぱく質生活をしていても、
時間の流れは同じく早い。今となっては、特に苦しくもない。
それなら、身体に良い生活をしておいた方が良い。
リブレがHbA1cの値を予想してくれた。

なんと、5.4%!これは正真正銘の正常値だ。
たんぱく質生活は63日だから、
今、血液検査をしても、この数値と一致はしないが、
やっていることが正しいことがわかった。
赤血球が完全に入れ替わる120日後=1月末に血液検査しよう。

まず知ってほしいこと:あなたは悪くない


夜になると急に甘いものが食べたくなる。
夕食後にチョコに手が伸びてしまう。
生理前になると自分ではどうにもならないほど欲求が強くなる。

多くの女性がこうした悩みを抱えていて、
そのほとんどが「意志の問題」だと思い込んでいる。

しかし、これは性格ではない。意志でもない。
身体と脳の構造がそう反応するだけで、
誰でも同じようにそうなる仕組みになっている。

まずは、そこを強調しておきたい。

甘いものが止まらなくなるのには明確な理由がある


女性の甘いもの欲は、次の要因が重なって起きる。

一つ目は、女性ホルモンの影響。
生理前は血糖値が安定しづらく、落差が大きくなる。
それが「早く糖を入れたい」という強い欲求につながる。

二つ目は、脳の燃料不足。
夕方から夜にかけて血糖が下がりやすくなり、
脳が「糖をくれ」とシグナルを出す。

三つ目は、ストレスに対する身体の反応。
女性は、ストレスがかかると「甘いもので安心を得よう」とする傾向がある。
これは自然な反応であり、異常ではない。

四つ目は、食後の血糖の落差。
夕食で一度血糖が上がり、その反動で下降すると、
その瞬間に甘いものが欲しくなる。

どれも「普通の身体の働き」であり、
意志や性格とは関係がない。

甘いもの欲は“なくす必要はない”。軽くできれば十分


よくある健康情報では
「甘いもの禁止」と言われるが、これは現実的ではない。

構造として起こっているのだから、
ゼロにする必要はないし、できるはずもない。

大切なのは、
「どうすれば軽減できるか」
この一点に尽きる。

甘いもの欲を軽減するための3つの工夫


一つ目は、夕食でたんぱく質を最初に一定量食べること。
血糖の上がり方がゆるやかになり、
食後の甘いもの欲は半分程度に減る。

二つ目は、夜は炭水化物中心にならないようにすること。
例えば、ご飯を半分にして、
肉・魚・野菜・きのこ・豆腐・卵などを多めにした献立にするだけで、
甘いもの欲は出にくくなる。


三つ目は、どうしても欲しくなった時の“紛らわせ方”。
しらたき、厚揚げ、ゆで卵は安いし、腹にたまるのでおススメ!
そして、短時間でよいので何か作業を挟むと、
その強烈な欲はやわらぐ。
そして、「このチョコは、明日の朝にしよう」と決めること。
そうすると不思議と落ち着く。

夜の甘いもの欲は、
「朝に回す」と決めただけで、夜の暴走が少し止まる。

今日のまとめ


女性のお菓子欲は、
ホルモン・血糖・脳の仕組み・ストレス反応が重なって起きる。

つまり、意志の弱さではない。
自然な反応であり、誰の身体でも起きること。

そして、
・たんぱく質を先に一定量入れる
・夜に血糖を乱れさせない工夫をする
・強い欲は「朝に回す」
この三つで、十分に軽くなる。

無理に我慢する必要はない。
自分を責める必要もない。

構造を知って、構造を変えよう!

大好きな炭水化物よ、さようなら。

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嶋﨑剛志
専門家

嶋﨑剛志(農業法人)

農業法人株式会社こうづけの里

色・形良く、艶・張りもある美しくおいしい野菜を育てるため、微生物、有機肥料、化成肥料、農薬など、あらゆる手法を適切に使用。低コストで価値ある野菜を顧客に届け、農業と地方の再生、事業継承にも取り組みます

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