糖尿病予備軍の私が始めた「たんぱく質生活」6日目(2025/10/6)
今日は爽快だ!
昨日の朝は二日酔いだったが、今朝は清々しい。
もう、シアナマイドを飲まなくても、お酒は飲むことはない。
(もちろん、たまには宴会はするし、楽しいよ)
一時の快(快の前借り含む)よりも、積み重なる快、静かな快。
快の貯蓄の方が良い。そう思える。
美味い安い早い牛丼よりも、自分で作った料理の方が良い。
今得られる効率よりも、不便でも未来への投資の方が良い。
生活だけでなく、考え方、生き方もおのずとそうなる。
これは努力ではない、我慢でもない。
多くの人には信じられないだろうが、これが今の私である。
ずいぶんと変わったものだ。驚きだ。
統制系の快が“人格”を作り始める
54日目までで、
静かな快は“点”でも“偶然”でもなく、
生活全体に広がる波として定着し始めた。
そして今日、
はっきり感じた変化がある。
快の基準値が変わると、人格の基準値も変わる。
これは単なる健康習慣の継続ではない。
脳の主導系統が変わることで、
その人の「性格」そのものが、静かに書き換わっていく構造だ。
“快の中心”が変わると、性格は勝手に変わる
従来の快(報酬系の快)は、性格をこう方向づけていた。
急ぐ
焦る
イライラする
短期で動く
衝動で決める
深く考えない
その場の快を追う
これはドーパミン主導の人格。
しかし統制系の快が中心に座ると、
自然にこうなる。
落ち着く
待てる
判断がゆっくりになる
深く考える
短期より長期が優先される
固い軸を持つ
無駄に疲れない
“未来の快”を選びたくなる
これは完全に人格の変化だ。
ただし、努力ではなく、脳の快の基準が変わった結果である。
報酬系人格 → 統制系人格への変化
人格は、「どの快を中心に据えているか」で決まる。
■ 報酬系人格
行動が速い(が浅い)
結果を急ぐ
現在の快を最優先する
我慢を嫌う
深夜に活動しがち
飲み会や食で整えがち
■ 統制系人格
行動は遅いが深い
長期を見据える
判断が慎重で軸がある
翌朝の快を優先する
“静かな活動”を好む
無駄に揺れない
不安や焦りが減る
55日目は、
この人格構造がはっきりと交代し始めた日になった。
人は“思考”ではなく“快”に従って生きている
ここが本質だ。
人間は「意思」で生きていると思いがちだが、実態は違う。
人は“どの快に従っているか”で人生が決まる。
報酬系の快に従えば、
報酬系人格になる。
統制系の快に従えば、
統制系人格になる。
快の種類を変えれば、人格も行動も、人生の方向性も変わる。
今日の実感はまさにこれだった。
静かな快が人格を作るメカニズム
静かな快(統制系の快)は、毎日、以下のように作用してくる。
深い睡眠で脳が落ち着く
肝臓が休むことで感情が安定する
血糖が安定することで気分が乱れない
食後の倦怠が消えることで日中が軽い
朝の透明感が高まり、判断がクリアになる
未来の快を選びたくなる
短期の誘惑が弱くなる
これらはすべて人格に直結する作用だ。
例えば、
・怒りっぽさ
・焦り
・不安
・衝動
これらは“性格”ではなく、
代謝と脳の回路が作っていた一時的構造でしかない。
それが静かに消えていく。
統制系人格は“未来を背負える人格”
報酬系人格は、今日という1日しかコントロールできない。
しかし統制系人格は違う。
未来の数週間、数ヶ月、ときには数年
ひとつのプロジェクト
ひとつの思想体系
ひとつの世界観づくり
こうした“未来を背負う力”を持つ。
55日目は、
その力が脳の内部に芽生えてきた日だと感じた。
人生の振り返り
思えば、会社員時代がそうだった。
短期の結果、利益、効率を追い求めていた。
お酒や宴会が楽しかった。
もちろん、良い会社だったから、長期的な計画や目標もあったし、
醸成された文化もあったけど、それでも、短期報酬を追い求めるのは仕方ない構造だった。
学生のころから、良い大学、良い会社に入って、高額の年俸を得ることが成功の姿であった。
これが、現代文明のカタチだ。
私はそれを49歳で辞めて、起業・就農した。
まさに、この理論を作る前に、自分がその道を辿ったのだと、今日気づいた。
後悔がないどころか、本当に良かったとつくづく思う。
明日の予告
56日目(2025/11/25)
「人格が生活の形を変え始める」
── 判断・選択・行動のすべてに“静けさ”が入り込む日。
大好きな炭水化物よ、さようなら。



