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糖尿病予備軍の私が始めた「たんぱく質生活」53日目(2025/11/22)

嶋﨑剛志

嶋﨑剛志

テーマ:糖尿病対策/代謝再生プログラム

30年の誤解が解けた日


昨日、人生初の肛門科クリニックに行った。
たんぱく質生活はほぼすべて良い影響しか出ていないが、
唯一困ったことが起きた。痔が悪化したのだ。
これまでは、酒を飲みすぎると悪化し、控えると改善したのに、
今回は、酒を控えているのに悪化した。なので、改善方法がわからなくなった。
しかも、腸も改善されているので、バナナのような「よいヤツ」が毎朝出るのがツライ。

そして、20代からなので「30年の誤解」が解けた。
なんと、私はイボ痔ではなく、切れ痔だったのだ。
イボのように思えていたのは、切れた部分がただれて、腫れた結果だった。
診察は、恥ずかしさは束の間、指や器具を突っ込まれた激痛であっという間に終わった。
便を柔らかくする薬と、塗り薬・飲み薬を2週間分くれた。
これで、ほぼ完治するらしい。
大げさではなく、これで人生が変わる。QoL(生活の質)が劇的に改善するだろう。

これも、たんぱく質生活のおかげと言えばおかげだ。有難い。

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「静かな快の勝利」
── 統制系が“快の王座”に正式に就く日


52日目までの流れで、
報酬系は“死ぬ”のではなく、
暴走権だけを失い、
家臣として従う構造へと落ち着いた。

そして 53日目の今日、
静かな快が“快の中心”に正式に座る手応えを感じた。

これは単なる「禁酒の成功」でも
「糖質制限の継続」でもない。

脳の快の配分を司る“王権”が、
完全に統制系へ移った瞬間である。

これを言語化すると、
人間の成熟そのものの構造となる。

統制系の快とは、“当たり前になった快”である


静かな快は、
最初は小さく、
弱く、
刺激がないため気づきにくい。

しかし積み重なると、
ある日突然こうなる。

「これが標準だ」
「これが普通の快だ」

と脳が認識し始める。

今日の感覚はまさにそれだった。

朝の軽さ
身体のスムーズな動き
食後の眠気ゼロ
血糖の安定
夜中に目が覚めない睡眠
心の静けさ
判断に迷いがない感覚

これらが“快の標準値”になっている。

これは大きな変化だ。

かつての脳はこうだった:

「快=刺激」
「快=酒・糖・麺」

ところが今は逆で、

「快=静けさ」
「快=未来の軽さ」
「快=健康の透明感」

へと基準が移っている。

快の“等級”が入れ替わると、世界の見え方が変わる


かつては、
刺激の快が圧倒的に強く、
静かな快は“影の存在”だった。

しかし今は、
静かな快の階級が上がり、
刺激の快は“おまけ”の位置に追いやられている。

刺激の快(酒・糖・麺)は:

短い
麻痺する
反動がある
肝臓、代謝に負担
生活の乱れにつながる

静かな快(統制系の快)は:

深い
長い
色褪せない
反動がない
代謝への負担がなく、生活が整う
未来の利益になる

この比較が脳の内部で
“体系化”されてしまったのだ。

こうなると、
刺激の快はもう勝てない。

刺激の快は
「たまの娯楽」であり、
“快の主役”ではない。

報酬系の声は消えない。だが、届かなくなる


報酬系は死なない。
しかし、こうなる

誘惑の声が小さくなる
声は聞こえるが、従わない
従う必要もなくなる
統制系の判断が勝つ
生存系が後ろから支える

これは宗教的禁欲ではなく、
構造的な階層化。

報酬系は「快の補助役」に戻り、
主役の座は統制系が担う。

この状態は、
酒・糖・麺を“禁止”しているのではない。

欲の中心価値が入れ替わっただけ。

これが成熟であり、
「快の王座交代」の実感だ。

王権が移動すると、人生の軸が静かに変わる


統制系が快の王座につくと、
人生全体が変化する。

時間の扱いが変わる
未来の快を優先する
非効率が快になる
手間のある生活(時間を積む生活)に安心感が生まれる
行動が“軽く”なる
判断がぶれない
生活リズムが自然に整う

これは単なる生活習慣改善ではなく、
世界認識の更新だ。

刺激文明の只中から、
「静寂文明」へ移行するような感覚。

今日の結論


静かな快が“快の中心”に正式に座った。
これが、53日目の最大の出来事である。

報酬系は消えていない。
ただ、主役ではなくなった。

統制系が王座に返り咲き、
静かな快が人生の基準値となり、
刺激の快は“補助的な快”になった。

この構造こそ、
報酬リセット理論の核心にある
「快の再序列化」である。

明日の予告

54日目(2025/11/23)
「静かな快の“呼吸”」
── 快の波が生活全体を支配し始める日。

大好きな炭水化物よ、さようなら。

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嶋﨑剛志
専門家

嶋﨑剛志(農業法人)

農業法人株式会社こうづけの里

色・形良く、艶・張りもある美しくおいしい野菜を育てるため、微生物、有機肥料、化成肥料、農薬など、あらゆる手法を適切に使用。低コストで価値ある野菜を顧客に届け、農業と地方の再生、事業継承にも取り組みます

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