糖尿病予備軍の私が始めた「たんぱく質生活」32日目(2025/11/1)
リバウンド
たんぱく質生活を始めて51日目だ。
だいぶ報酬系の快も静まり、朝の快が日に日に愛おしくなっている。
もう、バカみたいに酒を飲みたいという衝動は出ない。
しかし、やはり飲みたいし、
カレーもラーメンも牛丼も食べたい。サイゼも行きたい!
これを我慢と言えば我慢だけど、
我慢する代わりに、それ以上に価値のある「朝の快」を日々得ている。
さらに、機会飲酒なので酒もたまには飲む。
今後、おそらくラーメンもたまには食べるだろう。
なので、単なる我慢だけだとリバウンドするだろう。
単なる禁酒、禁ラーメン・牛丼・カレーでは続かない。
要は、酒などに支配されないことが大切だ。支配者は私なのだ。
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リバウンド構造
── 再発とは敗北ではなく“旧回路の残像”である
50日目で、脳の主導権が
報酬系 → 統制系 に移り始めることを書いた。
統制系が“静かな快”を理解し、
報酬系の刺激に頼らなくなりつつある。
しかし――
ここからが本当に重要な地点だ。
「リバウンド」と「再発」の違いを
構造で理解しておかないと、
せっかくの報酬リセットが誤解されてしまう。
リバウンドは“旧回路の残像”である
まず断言しよう。
リバウンドは、意志の弱さではない。
旧回路が一時的に顔を出しただけである。
脳は長年、
“刺激の快(報酬系)”を使って生き延びてきた。
酒で整える
糖で満足する
麺で気持ちよくなる
深夜のつまみで落ち着く
これらはすべて
「旧世界の習慣」=古い神経回路だ。
統制系が主導権を取り戻したとしても、
古い回路そのものが顔を出さなくなるには相当時間がかかる。
というか、古い回路は消えない。
だから、
ふと飲みたくなる
麺が食べたくなる
甘いものが気になる
(Tiktokやテレビのコマーシャルなどの誘惑は残酷だ)
これは正常であり、
むしろ“リセットが進んでいる証拠”ですらある。
リバウンドは「戻る」のではなく「揺れる」だけ
リバウンドの正体はこれだ。
新しい快(統制系)が育つ前に、
古い快(報酬系)が抵抗をする現象。
つまり、
完全に戻ったわけではない
脳は揺れているだけ、古い快がたまに出てくるだけ。
という状態。
報酬系は、必ず反撃してくる。
その反撃は、動画を見るたび、コマーシャルを見るたび、
ふとした刺激で必ず思い出す。
それが リバウンド感として現れる。
本当の再発とは何か?
再発とは、こういう状態を指
刺激の快が完全に主導権を奪い返す
統制系の快が感じられなくなる
生活リズムが破壊される
行動と時間の軸が崩壊する
“今日の欲”が再び絶対化する
これはもう 脳の政権交代が
旧体制(報酬系)に戻った状態。
一方で、
古い快がたまに出てくるという現象はそうではない。
統制系は働いている
生存系も目を覚ました
刺激への未練は小さい
客観性が戻っている
行動の軸は揺らいでいない
これは再発ではない。
「回復過程の揺れ」だ。
なぜ揺れるのか?──脳の“皇統回復モデル”
48〜50日目の比喩を思い出してほしい。
生存系=アマテラス
統制系=天皇(=本当の自分)
報酬系=国民・大衆
今、脳は、
長年“衆愚政治”をしていた脳内国家が、
天皇(統制系=本当の自分)が主権を取り戻しつつある状態だ。
しかし――
報酬系(国民・大衆)は
完全には静まっていない。
「ちょっとだけ飲みたい」
「麺を食べたい」
「甘いものほしい」
これは
“大衆のざわつき”であり、
統制系政権が安定する前の典型的現象。
これは正常。
むしろ正しい回復プロセス。
揺れは“最後の訓練”である
揺れが来たとき、
あなたがどう反応するかで
回復は一段進む。
飲まない選択をした
麺ではなく豆腐を選んだ
深夜に食べずに寝た
朝の軽さに価値を置いた
これらはすべて、
旧回路(報酬系)に対する“再教育”であり、
統制系の権威を強化する行為。
つまり揺れのたびに、
統制系の力は強くなる。
揺れは悪ではない。
揺れは訓練である。
今日の結論
リバウンドとは、
旧回路の残像が揺れただけの現象であり、
回復が進んでいる証拠である。
今、脳の中は、
報酬系から統制系への
「王政復古」の真っ只中だ。
そして今日、
揺れを“揺れ”と認識できている時点で、
脳の主導権はすでに統制系の側にある。
52日目の予告。
「暴走しない報酬系へ」
大好きな炭水化物よ、さようなら。



