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嶋﨑剛志プロは上毛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

糖尿病予備軍の私が始めた「たんぱく質生活」41日目(2025/11/10)

嶋﨑剛志

嶋﨑剛志

テーマ:糖尿病対策/代謝再生プログラム

「痩せていても糖尿病になる。糖尿病になると痩せる。」


今日は実家に来てます。
父がだいぶ母に対して怒りっぽくなっている。
高齢だし、身体も不自由だし、いろいろと思い通りにならないので
仕方ないとは思う。が、そうはなりたくないし、
自分もそうなるかもしれないので、今から対策をしておこう。

引き続き、お鍋生活が続いている。
主食(白米など)を食べなくても、満腹になる、その後も腹は減らない。
代謝が切り替わったのだろう。
血液検査などで、何かの数値の変化で代謝の切り替わりは分かるのか?
今度、主治医に聞いてみよう。

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痩せている人が糖尿病になる理由


痩せている人は糖尿病にならない――
そう思っている人は多い。
でも実際は、痩せている人も、糖尿病になる。

糖を処理するのは、肝臓・筋肉・脂肪。
この3つが糖の「倉庫であり消費場」だ。
痩せている人は、筋肉も脂肪も少ない。
つまり、倉庫・消費場の容量が小さい。

食べるたびに糖があふれ、血液中に滞留する。
エンジン(筋肉)は小さく、
ガソリン(糖)は行き場を失い、
結果、血糖値が上がる。

つまり――
痩せている=糖をためる場所がない体。

糖尿病になると痩せる理由


そして、糖尿病が進行すると、今までは太っていたのが、
今度は逆に「体が痩せていく」。

理由は、糖が細胞に入れなくなるからだ。
インスリンが出ても機能しない(インスリン抵抗性)ため、
糖を筋肉などに取り込んで、燃料として使えず、
体は仕方なく筋肉や脂肪を分解して代わりのエネルギーを作り始める。

血糖値は高いのに使えない!


つまり、
「外には糖が余っているのに、体の中はエネルギー飢餓」

この矛盾が、糖尿病特有の“急激な痩せ方”を生む。

細胞に糖を取り込めない→血糖値が高くなる→体は“飢餓モード”に入る。
だから、筋肉も脂肪もどんどん削られていく。
これは見た目の問題ではなく、
細胞レベルの崩壊だ。

つまり――
「痩せていて糖尿病になる人」と
「糖尿病で痩せていく人」は、
どちらも“糖が使えない”構造の中にいる。

違うのは、“入り口”か“出口”かだけ。

筋肉を守る!=燃やせる身体


筋肉は、糖の最大の受け皿。
筋肉が減れば、糖は行き場を失う。
筋肉を増やせば、糖は安全に燃える。

だから、糖尿病対策は
“筋肉を守ること”から始まる。

糖を抑えることはもちろん大事だ。
でも同時に、糖を**「燃やせる身体」**を取り戻すこと。
それが、痩せ型にも共通する真の対策だと思う。

次回は、「遺伝はどこまで関係している?」を扱おう。
筋肉量や体質も、遺伝的な影響を受けている。
でも、**遺伝は運命ではなく“傾向”**だ。
ここを正しく理解すると、希望が見えてくる。

大好きな炭水化物よ、さようなら!

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嶋﨑剛志
専門家

嶋﨑剛志(農業法人)

農業法人株式会社こうづけの里

色・形良く、艶・張りもある美しくおいしい野菜を育てるため、微生物、有機肥料、化成肥料、農薬など、あらゆる手法を適切に使用。低コストで価値ある野菜を顧客に届け、農業と地方の再生、事業継承にも取り組みます

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