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嶋﨑剛志プロは上毛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

糖尿病予備軍の私が始めた「たんぱく質生活」40日目(2025/11/9)

嶋﨑剛志

嶋﨑剛志

テーマ:糖尿病対策/代謝再生プログラム

第6章 タイプと遺伝

糖が多すぎるのに使えない身体


今日は朝から雨。
午後からまた実家に帰る。
父が施設に入りたいとか言い出し、また、身辺整理を始めたらしい。
まぁ、良いことではある。きちんと今後の計画を立てよう。

引き続き、野菜とたんぱく質の鍋が続いている。
うどんなどは入れない、雑炊にもしない。白米は、昼に納豆とともに少量食べる。
空腹感はない(腹が空かないわけではない)。
力もだんだん入るようになってきた。
代謝が切り替わったか?

とはいえ、この生活を今後死ぬまで続けるのも味気ないので、
年末の血液検査以降は、少しづつ、ラーメンなどの炭水化物も、制御しつつ楽しもう。
要は、HbA1cが、5.6%以下なら良いのだ。ストイックに5%前半を狙う必要はない。

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糖が多すぎる&糖を使えない身体


糖尿病とは――
「糖が多すぎる病」。
その言葉に嘘はない。

けれど、単に食べすぎただけの病ではない。
本当の姿は、糖が多すぎるのに使えない病だ。

血液の中には、ガソリン(=糖)があふれている。
でも、エンジン(=筋肉や肝臓)はそれを受け取れない。
なぜなら、給油口の鍵(=インスリン)が
錆びついたり、鍵穴が詰まってしまっているから。

鍵が回らなければ、
ガソリンは外に溜まり、エンジンは止まる。
つまり――

血液に糖は余っているのに、体内は糖不足


という矛盾が起きる。

このとき、血管(=燃料ホース)は糖まみれになり、
ベタつき、(活性酸素で)焦げつき、傷つき、詰まり始める。
血糖値が高いということは、
体の中のホースが常に糖でベトついている状態。

だから、糖が多すぎること自体が最大の破壊要因であり、
その“多すぎる状態を生む構造”を正すのが本質的治療だ。

現代は糖の洪水


日本に住む現代人の多くは、
糖を摂りすぎ、動かなすぎ、眠らなすぎる。
供給過多と消費不足さらに乱れている――。
文明が進むほど、
日本人は人類史上初となる“糖の洪水”の中で溺れ始めている。

糖尿病は「糖が多い病」であり、
「糖を使えない病」であり、
そして、「糖を与えすぎる社会病」でもある。

ラーメン、ハンバーガー、牛丼、パン、ケーキ、ジュース、、、、、、
それらすべてを包含して、24時間いつでも開いているコンビニ。
これほど簡単に、安価に、いつでも、どこでも、しかも、とても美味しく、
糖(炭水化物)を食べられる国は、日本が人類史上初かもしれない。

そこで、たんぱく質生活!


たんぱく質生活とは、
糖を減らし、膵臓を休ませ、
再びエンジンが正常に動き出す感覚を取り戻す作業だ。
これは、病気の治療であると同時に、
“文明の調整”でもある。

明日は、その延長線上で、
「痩せていても糖尿病になるのはなぜ?」を扱おう。
糖の洪水の中で、エンジンの小さい人ほど沈みやすい。
筋肉量と代謝容量――ここが次の鍵だ。

大好きな炭水化物よ、さようなら!

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嶋﨑剛志
専門家

嶋﨑剛志(農業法人)

農業法人株式会社こうづけの里

色・形良く、艶・張りもある美しくおいしい野菜を育てるため、微生物、有機肥料、化成肥料、農薬など、あらゆる手法を適切に使用。低コストで価値ある野菜を顧客に届け、農業と地方の再生、事業継承にも取り組みます

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