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嶋﨑剛志プロは上毛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

糖尿病予備軍の私が始めた「たんぱく質生活」35日目(2025/11/4)

嶋﨑剛志

嶋﨑剛志

テーマ:糖尿病対策/代謝再生プログラム

「脂肪はチームの暴走リーダー」


今日は一段と寒くなった。
昨日から我が家の食事は鍋主体になった。
これまでの厚揚げや鯖缶メインから鍋になった。
鍋は、たんぱく質も野菜も大量に摂れるし、美味しいし、
いろんなバリエーションがあるのでとても有難い。

もちろん締めのうどんや雑炊はやらない。
炭水化物も少しは摂らねばならないので、もち麦と白米を混ぜたご飯を少し食べる。
満腹感はすぐに得られる。

ただ、農作業などをしていると今一つ「チカラ」が入らない。ちょっとフラつく?
これはたんぱく質生活の影響なのか?情熱がなくなったのか?老化か?
まぁ、ぼちぼちやっていきましょう。
身体にとっては間違いなく良いことだし、
やってなかったら本当にやばいことになっているのは確実なので!

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脂肪は本来は悪くない


肝臓が倉庫番、
筋肉が現場部隊なら、
脂肪は――言ってみれば、営業部長だ。

本来はチームのムードメーカーで、
余ったエネルギーを貯め、
必要なときにそれをみんなに分ける。

ところが、仕事をしすぎると、
この営業部長が暴走を始めるのだ。

脂肪は、単なる「余り物の貯蔵庫」ではない。
実は、ホルモンを出す臓器でもある。

中でも有名なのが「アディポネクチン」と「レプチン」。
これらは本来、
「血糖を下げろ」「炎症を抑えろ」「脂肪を燃やせ」
といった、体にとって大切な指令を出している。

脂肪が増えすぎると暴走する


でも――脂肪が増えすぎると、話は変わる。
良いホルモンは減り、
逆に「炎症を起こせ」「インスリンに反抗しろ」という
悪い信号を出し始める。

その結果、インスリン抵抗性が起こり、
膵臓が過労死寸前まで働くことになる。

つまり、脂肪が増えすぎると、
体のチーム内で“クーデター”が起こる。
肝臓も筋肉も、インスリンの命令を無視しはじめ、
糖が血液にあふれ出す。
そして、血糖値は下がらない。

脂肪の暴走が糖尿病を引き起こす


脂肪の暴走が、糖尿病を引き起こす――

しかし、敵に見える脂肪も、本来は悪者ではない。
彼らが暴走するのは、
私たちが糖を摂りすぎて、脂肪を増やし過ぎたからだ。

食べすぎ、寝不足、ストレス。
これらが続くと、脂肪は“炎症モード”に入り、
体全体を巻き込んでしまう。

だから、脂肪を敵視するより、
味方に戻す方法を考えることが大事だ。

脂肪を暴走させない


その方法が――
「空腹時間」と「運動」だ。

空腹が続くと、体はエネルギーを絞り出すために、
脂肪を分解し、再びチームにエネルギーを供給する。
これが「脂肪の再雇用」。

そして運動で筋肉が働くと、
燃料として脂肪をどんどん吸い上げていく。
暴走リーダーが、再び頼れる仲間に戻る瞬間だ。

糖尿病とは、
チームの秩序が崩れた状態。
でも、少しずつ習慣を変えれば、
体はちゃんと話を聞いてくれる。

今日も、体の中のチームに感謝して動こう。

大好きな炭水化物よ、さようなら!

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嶋﨑剛志
専門家

嶋﨑剛志(農業法人)

農業法人株式会社こうづけの里

色・形良く、艶・張りもある美しくおいしい野菜を育てるため、微生物、有機肥料、化成肥料、農薬など、あらゆる手法を適切に使用。低コストで価値ある野菜を顧客に届け、農業と地方の再生、事業継承にも取り組みます

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