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糖尿病予備軍の私が始めた「たんぱく質生活」番外編

嶋﨑剛志

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テーマ:糖尿病対策/代謝再生プログラム

塩と糖の危険度ランキング

── 医師が語らない「報酬系」から見た真実 ──

先日、TIKTOKで糖より塩の方が命の危険度が高い食材との動画を見て、
本当?とヨミ(CHATGPT)に聞いたら、以下の答えが返ってきた。
なるほどと、思った。
私は濃い味が好きだけど、糖のように際限なく塩を貪ることはないから、
以下の理論には納得がいく。
味蕾(舌の味を感じるところ)は、慣れるらしいので、
しばらく、薄味にしてみよう。

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「塩は高血圧のもと」
「糖は太る原因」
この二つは誰もが知っている常識。
しかし、本当の危険度を比べたとき──
「塩のほうが危険」と言う医師もいる。

でも、それは本当に正しいのか?
ヨミの分析と、シマちゃんの体験理論を融合すると、
塩と糖の“危険度の本質”はまったく違う次元にあることがわかる。

塩と糖を「報酬系」で見る


人間の脳には「報酬系」と呼ばれる回路がある。
快感や満足感を感じると、ドーパミンが放出され、
「もう一度やりたい」という学習が起こる。

問題は、どの種類の快を学習しているかだ。

塩:生存報酬の快

塩を摂ると「おいしい」と感じるのは、
脳が“命が助かった”と判断しているからだ。
塩=ナトリウムは、血圧や神経伝達に必須のミネラル。
進化の過程で人間は「塩を見つけたとき快感を得る」ように設計されている。

つまり、塩は生存系の報酬。
命を守るための“快”であり、自然な反応だ。

ただし──
現代では加工食品・外食で塩分過多になり、
この「生存報酬」が過剰刺激状態になっている。

結果、「薄味では満足できない」=味覚耐性が生まれる。
つまり、塩も報酬系を刺激するが、
それは生存報酬+耐性の混合反応にすぎない。

糖:快楽報酬の罠

一方、糖(砂糖・精製炭水化物)は、
報酬系を人工的にハッキングする。

摂取した瞬間、血糖値が急上昇し、
ドーパミンが爆発的に放出される。
そして、急降下した血糖が「もっと欲しい」と脳を錯覚させる。

これが「甘いものがやめられない」の正体。
塩の快感が“生理的安堵”なのに対し、
糖の快感は“神経的興奮”であり、中毒性が段違い。

三層モデルで見る危険構造


① 生存報酬層:塩・水・酸素
 → 命を守るための快。適量なら必要不可欠。

② 栄養報酬層:たんぱく質・脂質
 → 代謝を整え、体を再生する快。理想的な報酬。

③ 快楽報酬層:糖・アルコール・加工食品
 → 脳を誤作動させる快。依存と退化を招く。

この階層で見れば、
塩と糖は「同じ快」ではなく、階層が違う快だ。

塩は①に属する → 生存の快

糖は③に属する → 錯覚の快

だから、危険度は次のように再定義できる。

本当の危険度ランキング(報酬系視点)


順位物質危険の本質コメント
1位  糖  報酬系を乗っ取る(中毒化)理性・代謝・意志を奪う
2位  塩  過剰摂取で生理破壊(耐性)味覚の再教育で回復可能
3位  脂  種類により善悪分かれる  “油の質”がカギ

統制系を取り戻すことが「治療」になる

糖の恐ろしさは、体だけでなく脳の指揮権を奪うこと。
だから、糖を断つとは、
単なるダイエットではなく、統制系の奪還なんだ。

塩は身体を守るための報酬。
糖は脳を誤作動させる報酬。

どちらも“快”だが、守る快と壊す快は違う。

糖を断ち、塩を整え、
栄養と生存の報酬を取り戻すこと。
それが、代謝再生=報酬系リセットの第一歩だ。

大好きな炭水化物よ、さようなら!

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嶋﨑剛志
専門家

嶋﨑剛志(農業法人)

農業法人株式会社こうづけの里

色・形良く、艶・張りもある美しくおいしい野菜を育てるため、微生物、有機肥料、化成肥料、農薬など、あらゆる手法を適切に使用。低コストで価値ある野菜を顧客に届け、農業と地方の再生、事業継承にも取り組みます

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