糖尿病予備軍の私が始めた「たんぱく質生活」22日目(2025/10/22)
糖はどこに貯められているの?
今日は二十四節句の「霜降」
昨日ほどは寒くない。が、確実に季節が変わった。
暑くなければ身体がもっと動かせるのに!と思っていたが、
涼しくなったからと言って、バリバリ動くわけではない。
今度は怠け癖が頭を持ち上げる。
人間とはそういうものだ。
糖の貯蔵庫
糖は食べるたびに血液の中に流れ込む。
じゃあ、使われなかった分はどこに行くのか?
実は体の中には、糖の“倉庫”がいくつかある。
肝臓:糖の貯蔵庫その1
まず、最初の倉庫が肝臓だ。
食後に血糖値が上がると、インスリンが働いて、余った糖を肝臓にグリコーゲンという形でしまい込む。
グリコーゲンとは、いわば「非常食のごはんパック」みたいなもの。
血糖値が下がったときに、肝臓がそれを取り出して、また血液に糖を戻してくれる。
つまり肝臓は、血糖の安定装置。
筋肉:糖の貯蔵庫その2
次の倉庫は筋肉だ。
筋肉にも同じようにグリコーゲンが貯められる。
ただし、こちらは「自分専用の食料庫」。
筋肉に貯めた糖は、基本的に筋肉自身が使うためのエネルギーだ。
だから、筋肉が多い人ほど糖をたくさん貯められるし、動けばすぐ使える。
この“貯める力と使う力”が、糖尿病を防ぐ最大の味方になる。
脂肪:糖の貯蔵庫その3
そして、もうひとつの倉庫――
それが脂肪。
ここはちょっと厄介だ。
肝臓と筋肉の倉庫が満杯になると、余った糖は脂肪に送られ、脂肪として蓄えられる。
つまり、「糖が多すぎて、置き場がなくなった結果」が脂肪なのだ。
この3つの倉庫のうち、肝臓と筋肉は出し入れが自由だが、脂肪の倉庫は出すのが難しい。
一度しまうと、なかなか出てこない。
しかも、脂肪が増えると炎症物質を出して、インスリンの働きを邪魔する。
まるで、倉庫が腐って他の倉庫にまで悪影響を及ぼしているようなものだ。
つまり、糖を貯める場所には「優先順位」がある。
肝臓(血糖の安定)
筋肉(活動エネルギー)
脂肪(最終的な廃棄庫)
糖を摂りすぎると、最初の2つがあふれ、最後の“廃棄庫”がどんどん大きくなる。
それが太るということ。
そして、脂肪が増えればインスリン抵抗性が進み、さらに糖が使われなくなる。
悪循環の完成だ。
だから大事なのは、
糖を入れすぎないこと(供給を抑える)と、
筋肉の倉庫を広げること(需要を増やす)。
この2つのバランスを取り戻せば、血糖値は自然に安定していく。
大好きな炭水化物よ、さようなら!



