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嶋﨑剛志プロは上毛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

糖尿病予備軍の私が始めた「たんぱく質生活」22日目(2025/10/22)

嶋﨑剛志

嶋﨑剛志

テーマ:糖尿病対策/代謝再生プログラム

インスリン抵抗性って何?


一段と気温が下がりました。
明日は二十四節句の「霜降」、その次は「立冬」。
冬が近づいてきています。ついこないだまで猛暑だったのに!

父の介護が現実的になったことで、
自分の晩年のこともより具体的に考えるようになりました。
父は糖尿病正規軍、今もインスリン注射をしています。
私(予備軍57歳)は今から対策をしているので、絶対に正規軍にはなりません。
健康を維持、筋力を維持、自分の歯を維持。
健康と時間は、絶対にお金で買えません。
今時点でこのことに気づき、健康で、健康を維持できる環境に居ることに感謝!!!

インスリン抵抗性


昨日は、インスリンは「糖を細胞に入れるカギ」だと学んだ。
今日は、そのカギが効かなくなる状態――インスリン抵抗性について。

インスリン抵抗性とは、簡単に言えば「糖が多すぎるのに、細胞がそれを受け取れなくなる状態」だ。
つまり、供給過多と受け取り側の縮小。
このバランスの崩れこそが、糖尿病の本質だ。

ご飯やパン、麺を毎日たっぷり食べていると、血液の中に糖があふれる。
それをなんとか細胞に入れようと、すい臓はインスリンをどんどん出す。
最初のうちはうまくいく。
でも、何年も続くうちに、細胞が「もう入らない」と反応しなくなる。
鍵穴が開きにくくなるのだ。
これがインスリン抵抗性。
同時に、インスリンを出す膵臓の力も弱くなる。

糖の摂りすぎをやめる


つまり、糖尿病は膵臓およびインスリンの怠慢ではなく、
「糖を入れすぎて、インスリンを出す膵臓や糖を受け取る筋肉が悲鳴を上げた」結果だ。
糖が多すぎる世界で、膵臓&インスリンだけが必死に働いている。
なんだか、需要が減ってるのに増産し続ける会社みたいだ。

だから、対策も当然、両面から考える必要がある。

ひとつは「糖の供給を減らすこと」。
つまり、糖の流入を抑える。
炭水化物の量と順番を工夫し、血糖値スパイク(血糖値が急激に高まる状態)を
起こさない食事に変える。
これで、血液中の“糖の洪水”を鎮める。

筋肉を増やす


もうひとつは、「受け取る側を広げること」。
それが筋肉を増やすことだ。
筋肉は、体の中で最も多く糖を取り込む“倉庫”だ。
筋肉が多ければ、糖の受け入れ先が増える。
逆に、筋肉が少ないと倉庫が小さいままで、糖があふれる。

つまり、
糖尿病とは「糖が多すぎて、筋肉が少なすぎる病」。
需給のバランスが逆転している。

だから、改善策は、
①糖の供給を減らし、②糖を受け取る力を増やすこと。
この二つを同時にやって初めて、体の中でバランスが戻る。

私は今日も白米や麺(炭水化物)の代わりに厚揚げ(たんぱく質)を食べ、
畑で体を動かす。
糖を入れすぎず、入れた糖は筋肉で受け止める。

大好きな炭水化物よ、さようなら!

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嶋﨑剛志
専門家

嶋﨑剛志(農業法人)

農業法人株式会社こうづけの里

色・形良く、艶・張りもある美しくおいしい野菜を育てるため、微生物、有機肥料、化成肥料、農薬など、あらゆる手法を適切に使用。低コストで価値ある野菜を顧客に届け、農業と地方の再生、事業継承にも取り組みます

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