糖尿病予備軍の私が始めた「たんぱく質生活」44日目(2025/11/13)
昔はなかった糖尿病、なぜ今こんなに多い?
たんぱく質生活を始めて20日目。
だいぶ慣れてきたけど、
勉強すればするほど、ある疑問が出てきた。
「なんで今こんなに糖尿病が多いんだ?」
テレビでもネットでも、“糖尿病予備軍”が1000万人以上。
でも、昔の日本人には、
こんなに糖尿病の人はいなかったはずだ。
何が変わったのか?
昔の人の食生活
昔の日本人の主食は、たしかにお米だった。
でも、それは「白米」ではなく、「玄米」や「雑穀米」。
しかも、おかずは豆腐、野菜、魚、味噌汁。
おやつも、砂糖なんて高級品で、そう簡単に食べられなかった。
つまり、糖質は“自然の形”で摂っていた。
精製されたものは、ほとんどなかった。
だから、血糖値が一気に上がることもなかったんだと思う。
昔の人は動いていた
そして、もう一つの違い:「動いてた」
昔の人は、とにかくよく動いた。
農作業、徒歩、風呂を沸かすのも一苦労。
今のように、椅子に座って一日を過ごすことはなかった。
食べた糖は、すぐに“燃やしてた”。
つまり、入った糖をちゃんと使い切っていた。
現代の食と暮らし
今の私たちは、
白くて柔らかい「精製された糖」を、一日中摂っている。
白米、パン、ラーメン、ジュース、お菓子……。
しかも、デスクワーク中心で、ほとんど動かない。
入った糖を、燃やす機会がない。
その結果、血の中に糖が“あまり続ける”。
これが長く続くと、血管がボロボロになる。
つまり、糖尿病の入口。
「昔と同じような食事をしてるのに」と思うけど…
よく「昔の人も米をたくさん食ってたけど糖尿病じゃなかった」と言う人がいる。
でも、違うんだよね。
昔の米は玄米や雑穀米だったし、
食べ方も、量も、消費の仕方も違う。
今の「白米+おかず+甘い飲み物」って、
糖の“濃縮ミックス”みたいなもので、
昔の比じゃない。
「糖尿病」は文明病
つまり、糖尿病っていうのは、
生活が便利になりすぎた結果の“文明病”。
便利になって、動かなくなり、
食べ物は甘くて柔らかくて、安くて早いものが主流になった。
体のほうは、まだ“昔のまま”なのに。
体は原始時代の設計図のままで、現代の食と暮らしに追いついていない。
昔の人が糖尿病にならなかったのは、「意識が高かった」からじゃない。
生活そのものが大変だったんだ。
逆に言えば、今の私たちは、意識して変えないと、
自然と糖尿病コースに入ってしまう。
そういう時代だ。
昔の人が夢見た、楽で、なんでも好きなだけ食べられる時代。
せっかくその長年の人類の夢が、ここ日本で実現したのに、
残念ながら、好きなものを好きなだけ食べられないとは!
こんなこと、ご先祖様も想像しなかったろうね。
大好きな炭水化物よ、さようなら!



