スピルリナは花粉症治療薬のセチリジンよりも症状改善に効果的!
世界で3番目にニセ物が多いといわれるハチミツですが、本物の天然ハチミツには驚くほどの健康パワーや美肌パワーが秘められているのをご存じでしょうか?
ハチミツには糖質、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、酵素など、約190種類の成分で構成され、特に数多くのフェノール化合物(フラボノイドやフェノール酸)とその誘導体がハチミツに抗酸化作用、抗炎症作用、抗病原体作用などをもたらします。
サウジアラビアのカシム大学の総説(Open Life Sci, 2025, 20(1), 34pages)によれば、ハチミツが様々な病気から人体を保護する理由の一つが、図に示すように、ハチミツに含まれる多種の抗酸化物質や抗酸化酵素によって過剰な活性酸素を補足・消去する「酸化ストレスの軽減作用」です。
また、ハチミツが糖尿病や関節炎および創傷などの炎症性の病気から人体を保護する理由の一つが、図に示すように、ハチミツに含まれる多種のフェノール化合物によって炎症性サイトカインや炎症性酵素および細胞接着分子を阻害する「抗炎症作用」です。
カナダのトロント大学が行った18編の関連論文のシステマティックレビュー&メタ分析(Nutr Rev, 2023, 81(7), 758-774)によると、空腹時血糖値が高めの人や悪玉(LDL)コレステロール値が高めの人は、「アカシア」や「クローバー」の単花ハチミツを摂れば、これらの値を改善することができます。
さらに、ハチミツはその浸透圧活性、糖分含有量の高さ、水分含有量の低さおよびグルコースオキシダーゼの活性化による過酸化水素(H2O2)の生成などによって「抗病原体(細菌・真菌・ウイルス)作用」も発揮します。
そして、ハチミツの様々な健康パワーとして、免疫調節効果、肝臓保護作用、神経保護作用、抗糖尿病作用、心臓保護作用、口内衛生、眼保護作用、腎臓保護作用、抗肥満効果、抗高血圧作用、抗アレルギー効果、呼吸器保護作用、胃保護作用、生殖器保護作用、放射線防護効果、疲労回復効果、創傷・火傷治癒効果などが明らかになっています。
また、イタリアのピエモンテ大学の総説(J Cosmet Dermatol, 2013, 12(4), 306-313)によるハチミツの美肌パワーとして、皮膚軟化(エモリエント)作用、保湿(モイスチャー)作用、敏感肌の鎮静化(スージング)作用、ヘアコンディショニング作用などで、肌や髪を若々しく保ち、シワの形成を送らせ、pHを調整し、抜け毛や病原体への感染も防ぎます。
ハチミツの健康パワーや美肌パワーについて、もっと詳しく知りたい方は、食品医学研究所の平柳要所長が監修している小冊子『はちみつ博士・平柳要先生の健康にやくだつ話』をご覧になってください。



