完全地域密着だからできる、お客さまに寄り添ったリフォーム工事を（3/3）

空家対策のリフォームを地域活性につなげたい

　住宅にまつわる問題で今後ますます重要な課題となると薗部さんが考えているのが、空家対策だそうです。「私は明和町の出身ですが、周囲を見てもお年寄り夫婦だけの世帯など、いずれ空家になってしまうだろうな……というお宅が増えています。この状況は、明和町のような小さな町に限った話ではなく、どの地域でも同じだと思います」

　離れた地域で生活している子どもが戻ってきて暮らすのは現実的ではないけれど、空家のままにしておくわけにはいかない……。そのような状況になった場合の選択肢は、家を壊して更地にするか、リフォームして他の人に使ってもらうかのいずれかだと薗部さんはいいます。昭和56年6月以前に建てられた住宅の場合、現在の耐震基準を満たしていないために取り壊しになるケースが多いものの、それ以降の住宅であれば、リフォームをして他の方に活用してもらう選択も可能なのだそうです。

　「住宅を購入したいけれどローンをあまり借りられないという若いご夫婦でも、中古住宅のリフォームなら予算の範囲内で可能かもしれません。リフォーム住宅を活用することでその土地に住む人が増えれば、地域の活性化につながります。そのような形で、リフォームを通じて地元に貢献できればと考えています」

　アイ住研では、「責任施工」をモットーに工事の最初から最後までを同じスタッフが担当します。「工事の途中で担当者が変わると、引き継ぎがうまく行かず話が伝わらないなど不都合が起こりがちです。ひとりの担当者が責任をもって対応することで、お客さまの声をしっかり聞き、それに応える工事が可能になります」

　小さなガラス1枚の交換でもすぐに駆けつけ、困ったときはいつでも相談に乗る——。地域に密着した会社だからこそできるお客さまに寄り添う姿勢が、長年にわたる信頼関係を築いてきたのです。「お客さまに『やってよかった』と喜んでいただける施工を常にめざしています。この土地で育ってきたからこそ、地域に密着し、地域に貢献できる仕事を続けていきたいと思っています」

（取材年月：2018年3月）

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⇒長年にわたって地域に密着し、お客さまの困りごとを解決