どのようなボイストレーニングが必要になってきたか?
今回はレッスンで行っているマネジメントについてお伝えします。
上達に必要なこと=マネジメント
なぜ、ボイストレーニングレッスンに「マネジメント」が必要か?
当たり前のことですが、生徒は「上達」と言う「目的」を持ってレッスンに来ています。
人間の肉体は実に神秘霊妙に出来ていて、的確なトレーニングを充分に行えば、必ず上達出来ます。
ですから「上達できない」理由は2つしかありません。
①トレーニングが的確でない
②トレーニング(練習)が充分でない
逆を言えば、
①上達に必要な的確なトレーニング
②日常的に取り組める方法
が理解出来れば、上達の鍵は「本人がやるか・やらないか」だけです。
レッスンで行っているマネジメント
レッスンでは、トレーニングをしながら
①どんな意味を持つのか
②なぜやると良いのか
③やるとどうなるのか
「目的(上達)を叶えるために何がどう必要か?」を説明します。
マネジメントとは目的を定める(達成に何が必要か?導く)ことなのです。
人は大体のことを好き嫌いで判断しますが「好きだからやる」を上回る「やる気」の源は必要性(危機感)です。
生徒が最初から音楽・歌うことが大好きで、ほっといてもやる気が持続すると言うケースはごく稀です。
生徒一人一人にレッスンの中で、マネジメントを行い「自らが上達の為に何をどうすれば良いか?」を明確にしていきます。
明確にする要素は、ビジネス用語の5W2Hに集約されています。
・When(いつ)
・Where(どこで)
・Who(誰が)
・What(何を)
・Why(なぜ)
・How(どのように)
・How Much(どのくらい)
5W2Hの項目を
・カウンセリング(寄り添う・状況&状態の確認)
・メンタリング(要因を共に考える)
・ティーチング(改善案を提示する)
・トレーニング(具体策をやってみる)
・インストラクション(訓練の指導)
の順番でコーチング(視点・選択肢を増やす)しながら、その方に合ったトレーニングを探していきます。
合うトレーニングが分かれば、やっていけば確実に上達します。
マネジメントで「自らが上達の為に何をどうすれば良いか?」を知ることは本当に大切なことです。
次回は、マネジメントで的確なトレーニングを導き出す為に「何をみているか?」をお伝えします。