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水谷回佑プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

あがり症の対処法〜心肺機能を上げる必要性〜

水谷回佑

水谷回佑

テーマ:話し方 ボイストレーニング

ボイストレーニングではあがり症の対処法として「身体を落ち着ける」ことを指導します。
これは身に付けてしまえば、とても単純で簡単なことです。
あがり症は心の問題と捉えがちですが、心の本体は頭脳にあり、頭脳は全身と繋がっています。
感情は頭脳から発し、それが全身に伝わるように、全身の状態は、頭脳に作用し感情を生み出すのです。
身体と心は作用し合っているのです。

緊張すると身体は上方に上がってしまう

緊張すると、心拍数が上昇することで、心だけでなく身体も上にあがりやすくなっています。
緊張しやすいという方に、呼吸トレーニングを指導すると、
呼吸時には動かさなくていい部分に力が入り「身体があがる」方が非常に多いです。
これは呼吸筋よりも、日常的によく使う部位の筋力が強いために、強く使える筋肉が作用してしまう結果です。
この様な方は、呼吸筋が弱く心肺機能が低下しているため、疲れやすく
「寝ても疲れが取れない」
「イライラしやすい」
「落ち着きにくい」
「物事に動じやすく焦りやすい」
など日常生活にも支障が出ています。
呼吸筋を鍛えることは、物事に動じない精神力を作る上で、とても重要なのです。

身体の健康度を上げる

先ずは、心肺機能を鍛えましょう。
緊張する場面で、心拍数があがるのを制御するのは困難です。
なぜなら心臓は意識して動かせる部位ではないからです。
しかし、呼吸をコントロールし、身体を落ち着けることで
身体の緊張を緩め、心(頭脳)を緩んだ身体に同調させることは出来ます。
訓練により「緊張時でも冷静な判断が出来る頭脳を保つ」ことは可能
になるのです。

筋力がついて心肺機能が向上してくると、緊張時に対応できる身体が出来てきます。
論理的な具体的対処法が機能するのはここからです。
百人百様・千人千様の心と肉体の動きがありますから、指導内容の差異はあります。
自分に合った対処法を一緒に見つけていくのがレッスンです。

呼吸筋を鍛えるには、必要ない筋肉が連動しないような体勢になり(体型・体格、生活習慣で異なります)
呼吸筋を鍛えるブレストレーニングをしていきます。
次回は具体的なトレーニングをお伝えします。

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水谷回佑
専門家

水谷回佑(ボイストレーナー)

岐阜六条ミュージックスクール

アレクサンダー・テクニークに基づく体の使い方を指導。健やかな体へ導き、歌唱力向上はもちろん、話し方・あがり症などの苦手克服、趣味の方からプロデビューを目指す方まで、幅広く対応致します。

水谷回佑プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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