何故ボイストレーニングが必要になってきたか?
ロングブレス
ロングブレスとは、一定量の息をできるだけ長く吐き続けるトレーニングです。声を出さずに「su---」と、息だけを吐き出します。楽曲にはテンポ(BPM)はあり、テンポに合わせた呼吸が必要です。目安として、最低でもその楽曲のリズムで2小節分のロングブレスは必要です。伸びやかにしっかりとした発声で歌うことを目指すなら4小節のロングブレスが必要です。
テンポ(BMP)
メトロノームが1分間に何度均等に打つか?です。テンポ60なら1秒に1回、テンポ120なら1秒に2回打ちます。数が多いほど、打つ回数が多いので「速い曲」と言えるでしょう。ロングブレスは、その曲がどう言うリズムか?(2/4・3/4・4/4など分数で表します)1小節に打つ数が異なります。同じ4小節でも、テンポとリズムで秒数が違います。
例
テンポ60 4/4 2小節→8秒
テンポ120 4/4 2小節→4秒
と言う具合です。
どのくらい出来るといい?
楽曲には様々なテンポのものがありますが、先ず
テンポ60 4/4
1小節分4秒のロングブレスを2分を目指しましょう。
それが出来たら、倍の2小節8秒のロングブレスを2分
これも出来るようになったら更に倍の4小節16秒のロングブレスを2分
その倍の8小節32秒のロングブレスは3分にチャレンジします。
16秒のロングブレスが安定してきたら、次はリップドリル・タングドリル・ステップを踏みながらなど難易度を上げて行きます。
ロングブレストレーニングのメリット
自分の声量を上手に使えるようになります。それによって
・声が安定する
・音程が安定する
・ダイナミクス(強弱表現)が豊かになる
などに変化が出てきて、ビブラートが安定しやすくなってきます。
ボイストレーニングの基礎とも言えるトレーニングで、お家でも出来るトレーニングです。
是非、取り組んで見てください。