歩くことで歌唱力を上げる方法
人は1日に17,000〜23,000回ほど呼吸をしている
人は意識しようとしまいと「呼吸」をしています。
そしてこの「呼吸」は声の原動力(パワー)です。
ですから、呼吸に関わる筋肉を鍛えていくのはボイストレーニングの大切な要素となります。
歌手の呼吸は普通の人の呼吸と少し違う
生命維持のために行われている呼吸と、歌唱に使われる筋肉や骨・軟骨は同じです。しかし、違う組み合わせだったり違う順序で使われるのです。歌唱には様々なジャンル・テクニックがあります。それと同様に呼吸にも様々なテクニックがあり、その時々でどのような呼吸を必要とするかが異なります。
空気が出入りするのは肺
胸式呼吸・腹式呼吸という言葉を多くの方が知っています。
歌を歌うときは腹式呼吸で!と指導されることが多いので「腹式呼吸が上手く出来ないから歌えない」と悩む方も多くいます。ここで大きな間違いをしている方がとても多いです。その間違いとは腹式呼吸=お腹に空気が入ると思うことです。空気が入るのは肺です。しかし、肺は筋肉ではなく「スポンジ状に出来た器官」です。肺に空気を出入りさせる(呼吸)ためには肋骨と横隔膜を動かす必要があります。
肺を動かすのを
・胸郭付近の筋力が優勢に行うのが胸式呼吸
・腹筋・骨盤付近の筋力が優勢に行うのが腹式呼吸
歌唱に必要な呼吸をストレスなくコントロールさせるには、胸郭付近の筋肉も・腹部の筋肉も必要なのです。
呼吸のために使われる主な筋肉
①横隔膜
②肋間筋
③腹筋
④骨盤底の筋肉
ですが。。。
ここだけやればいいと言うことはありません。
人体は神秘霊妙に様々な器官からなりたった総合体です。
バランスよく、満遍なくトレーニングしていくことが必要で大切なのです。
次回は、岐阜六条ミュージックスクールで行なっている基礎トレーニング
「ボイスエクササイズ」
についてお伝えしたいと思います。