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新品のスタッドレスなのに滑る!?道路が「黒く光る」恐怖のブラックアイスバーンとは

古田昌也

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テーマ:タイヤについてのコラムはじめました。

【岐阜の雪道】

新品のスタッドレスなのに滑る!?道路が「黒く光る」


こんにちは。岐阜県岐阜市雪見町、県道岐阜各務原線(長良橋通り)からアクセスしやすい場所にある「フルタ自動車鈑金」代表の古田昌也です。

「今年は大雪になるかもしれないから」と、奮発して新品のスタッドレスタイヤに履き替えた皆さん。
「新品だから、どんな道でも絶対に大丈夫!」
そう信じて、普段通りに運転していませんか?

実は、その過信が一番危険です。

特に、雪が降った翌日の朝や夜。
雪は解けているように見えるけれど、ヘッドライトで照らすと「アスファルトが黒く濡れて光っている」場所。
ここを通った瞬間、「ツルッ!」とハンドルを取られて冷や汗をかいた経験はありませんか?

「えっ、新品のタイヤなのにどうして滑るの!?」

そこには、タイヤの性能以前に、「路面の罠」と「新品ならではの弱点」が潜んでいるからです。

今回は、プロが教える「黒く光る道路(ブラックアイスバーン)」の正体と、新品タイヤでも滑ってしまう理由について解説します。

1. 黒く光る罠「ブラックアイスバーン」の正体

ドライバーが「濡れているだけのアスファルト」だと勘違いしやすいこの路面。
正体は、「ブラックアイスバーン(薄氷路面)」です。

日中に解けた雪や雨が、夜間の冷え込みで再凍結し、路面の上に「極めて薄い氷の膜」を張っている状態です。
氷が薄すぎて透明なので、下のアスファルトの色が透けて見え、一見すると「ただ濡れているだけ」に見えます。これが「ブラック(黒い)」と呼ばれる理由です。

岐阜で発生しやすい場所

橋の上(高架)
下に地面がなく、風が通り抜けるため、地熱が伝わらず一瞬で凍ります。(長良川にかかる橋などは要注意!)
交差点の手前
車の熱で雪が解け、停車時の摩擦で磨かれるため、鏡のようにツルツルになります。
日陰の道路
ビルの影や山間部など。

このブラックアイスバーンは、スタッドレスタイヤにとって「最も苦手な路面」の一つです。
フカフカの雪道ならタイヤの溝が雪を噛んでグリップしますが、氷の上では「摩擦」だけが頼りになるからです。

2. なぜ「新品」のタイヤが滑るのか?

「でも、最新のスタッドレスは氷に強いはずでしょ?」
その通りです。ブリヂストンやヨコハマなどの最新タイヤは、氷の上でも止まるように設計されています。

しかし、「履き下ろしたばかりの新品」となると話は別です。
これには2つの理由があります。

理由①:タイヤの「皮むき」が終わっていない

新品のタイヤの表面には、製造時の型から抜きやすくするための「離型剤」や、薄いゴムの膜が付着しています。
また、ゴム自体もまだ角が立っていて、路面に密着する準備が完全には整っていません。

これを一皮むいて、タイヤ本来の「発泡ゴム(気泡)」や「グリップ力」を発揮させるには、乾いた路面を100km〜200kmほど走る「慣らし運転(皮むき)」が必要です。

皮むきが終わっていないツルツルの新品タイヤで、ツルツルのブラックアイスバーンに乗る。
これは、「新品の消しゴム」のようなものです。使い始めの消しゴムは、表面がツルツルしていて紙の上を滑りますよね?
あれと同じことが、氷の上で起きているのです。

理由②:氷の上に「水」が浮いている

氷が滑る本当の原因は、氷そのものではなく、「氷とタイヤの間にできる『水』の膜」です。
車が氷の上に乗ると、タイヤの重さと摩擦熱で、氷の表面がほんの少しだけ解けて水になります。
この水が潤滑油の役割を果たし、タイヤを浮かせようとします。

新品タイヤの表面(皮むき前)は、まだこの「ミクロの水膜」を除去する能力が100%発揮されていません。
そのため、ゴムが氷に密着できず、水の膜の上を「サーッ」と滑ってしまうのです。

3. プロが教える「滑らないため」の対策

では、どうすればこの恐怖を回避できるのでしょうか。

対策①:早めに交換して「慣らし」を済ませる

雪の予報が出てから慌てて交換するのではなく、雪が降る1ヶ月前(11月頃)には交換を済ませましょう。
乾いたアスファルトを普通に走ることで、タイヤの表面が一皮むけ、ゴム本来のザラザラした面が出てきます。この状態で雪シーズンを迎えるのがベストです。

対策②:「黒い道」は「氷」だと思え!

冬の夜や朝方、道路が黒く光っていたら、「濡れている」ではなく「凍っている」と認識してください。
特に橋の上やトンネルの出入り口では、アクセルを緩め、急ハンドル・急ブレーキを絶対に避ける「「急」のつく操作をしない」運転を心がけましょう。

対策③:過信しない

「4WDだから」「新品タイヤだから」という過信が、一番の事故原因です。
ブラックアイスバーンでは、どんな高性能タイヤでも物理的限界を超えれば滑ります。
車間距離をいつもの2倍以上空け、じわりとブレーキを踏む余裕を持ってください。

4. 冬のタイヤ選びもフルタ自動車鈑金へ

フルタ自動車鈑金では、各メーカーのスタッドレスタイヤの販売・交換も行っています。
「自分の運転環境(街乗りメインか、スキーに行くか)だと、どのタイヤが良い?」
「このタイヤ、まだ今年も使えるかな?(硬度チェック)」

そんなご相談も大歓迎です。
また、万が一スリップ事故を起こしてしまった場合は、24時間ロードサービスと板金修理で、あなたの愛車を全力でサポートします。

「新品だから大丈夫」ではなく、
「新品だからこそ、最初は慎重に」。
この合言葉を胸に、岐阜の冬を安全に乗り切ってくださいね。

■お問い合わせ・店舗情報

フルタ自動車鈑金(フルタジドウシャバンキン)代表:古田 昌也
住所 〒500-8136 岐阜県岐阜市雪見町1-5-17
(県道205号・長良橋通り「雪見町」交差点すぐ。Googleマップで「フルタ自動車鈑金」と検索してください)
* **電話番号:** **058-246-1551**
* **営業時間:** **9:00〜18:00**
* **定休日:** 日曜・祝日(※年末年始・GW・お盆期間等は要確認)

**【対応エリア】**
岐阜市、各務原市、羽島郡(岐南町・笠松町)、関市、瑞穂市、山県市、本巣市、羽島市、大垣市など。

**【冬のサポートメニュー】**

* スタッドレスタイヤ販売・交換・空気圧点検
* タイヤ硬度チェック(寿命診断)
* 雪道事故の板金塗装・修理
* スリップ事故等のレッカー搬送(昌也ロードサービス24h)

**「マイベストプロを見た」「タイヤの相談をしたい」とお電話ください。**
岐阜の冬道を知り尽くしたプロが、あなたに最適なアドバイスをいたします。

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古田昌也
専門家

古田昌也(整備士)

フルタ自動車鈑金 雪見店

高い技術で鈑金塗装修理を行うだけではなく、お客様の立場にたったサービスの提供を追及。職人気質な業界にサービス精神を取り入れ、お客様の役に立ちたいと考えている

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