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「ブレーキを踏んだのに車が暴走した!」その主張は真実か?

古田昌也

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テーマ:クルマのトラブル

「ブレーキを踏んだのに車が暴走した!」その主張は真実か?【岐阜の事故調査】CDR解析が暴く踏み間違い事故の真相

こんにちは。岐阜県岐阜市雪見町、県道岐阜各務原線(長良橋通り)からアクセスしやすい場所にある「フルタ自動車鈑金」代表の古田昌也です。

ニュースで度々目にする、コンビニや病院への車両突っ込み事故。
そして、その運転手がインタビューで語る、悲痛な叫び。

「ブレーキを思い切り踏んだのに、車が止まらなかった」
「車が勝手に急加速した。これは車の故障だ!」

もし、あなたのご家族が事故を起こし、同じことを訴えたらどうしますか?
あるいは、あなたが被害者側で、加害者が「車のせいだ」と言い張って謝罪を拒否したら?

これまでは、目撃証言や曖昧な記憶に頼るしかなく、「本当に車の欠陥なのか、人のミスなのか」は藪の中でした。
しかし、現代にはその真実を100%に近い精度で解明できる技術が存在します。

それが、私たちフルタ自動車鈑金が提供する「CDR(クラッシュ・データ・リトリーバル)解析」です。

今回は、数多くの「踏み間違い事故」のデータを解析してきたCDRテクニシャンの視点から、なぜ人は踏み間違えるのか、そしてデータは事故の瞬間に何を記録しているのかについて、詳しく解説します。

1. 人間の脳は、パニックになると「記憶」を書き換える?

まず、大前提として知っておいていただきたいことがあります。
「ブレーキを踏んだ」と主張するドライバーの多くは、決して嘘をついているわけではありません。
本人は、心の底から「自分はブレーキを踏んでいた」と信じ込んでいるのです。

これは「パニック時の記憶の書き換え」という心理現象です。

1. アクセルとブレーキを踏み間違えて急加速する。
2. 脳が「危ない!止まれ!」と指令を出す。
3. 体は(間違ったまま)さらに強くアクセルを踏み込む。
4. 車はさらに加速し、衝突する。
5. 事故後、脳は「止まろうとして足に力を込めた」という記憶だけを強く残す。
6. 結果、「ブレーキ(だと思って踏んだペダル)を強く踏んだのに、止まらなかった」という確固たる記憶が完成する。

この「思い込み」は非常に強力で、警察の取り調べでも、家族の説得でも覆ることはありません。
だからこそ、感情や記憶に頼らない、客観的な「データ」が必要なのです。

2. 車のブラックボックス「EDR」は何を見ているか

現代の車の多くには、コンピュータの中に「EDR(イベント・データ・レコーダー)」という記録装置が搭載されています。
これは、飛行機のフライトレコーダー(ブラックボックス)の自動車版です。

EDRは、エアバッグが開くような衝撃(またはそれに近い急減速)を感知すると、その「衝突の5秒前」から「衝突後」までの車両データをフリーズ(保存)します。

ここには、運転手が言い逃れできない「操作の真実」が秒単位で刻まれています。

■ アクセルペダル開度(%): アクセルをどれくらい踏み込んでいたか
■ エンジン回転数(RPM): エンジンがどれくらい回っていたか
■ 車速(km/h): どれくらいのスピードが出ていたか
■ ブレーキスイッチ(ON/OFF): ブレーキペダルに足が乗っていたか

3. 解析事例:データが示す残酷な「真実」

では、典型的な「踏み間違い事故」のCDRデータは、どのような波形を示すのでしょうか。
私が実際に解析した一般的な事例(特定を避けるため一般化しています)をご紹介します。

ドライバーの主張

「駐車場に止めようとしてブレーキを踏んだら、突然エンジンが唸り声を上げて急発進し、店舗の壁に激突した。ブレーキは床まで踏み込んでいた」

4. 逆に「車の欠陥」を証明することも可能

CDR解析は、ドライバーを追い詰めるためだけのものではありません。
本当に車の不具合だった場合、それを証明できる唯一の武器にもなります。

もし、上記のような事故で、データが以下のようだったらどうでしょう?

■ アクセル開度:0%(踏んでいない)
■ ブレーキスイッチ:ON(踏んでいる)
■ スロットルバルブ:全開(勝手に開いている)

もしこんなデータが出れば、それは間違いなく「車両側の電子制御トラブル」や「機械的な固着」です。
また、「フロアマットがズレてアクセルペダルを押さえ込んでいた」といった物理的なトラブルも、データの矛盾点から推測・検証することが可能です。

「メーカーに点検に出したが『異常なし』で片付けられた」
そんな場合でも、CDRという動かぬ証拠があれば、対等に戦うことができます。

5. ご家族の方へ:免許返納の説得材料として

高齢の親御さんが事故を起こし、「車がおかしかった」と言い張って運転をやめようとしない…。
そんなお悩みを持つご家族からの解析依頼も増えています。

「おじいちゃん、危ないから運転やめて」と感情的に言っても、プライドの高いドライバーは納得しません。
しかし、「データを見ると、完全にアクセルとブレーキを間違えていたよ。反射神経がもう限界なんだよ」と、科学的な根拠を見せることで、ご本人もようやく納得し、免許返納を決意されることがあります。

CDR解析は、次の悲惨な事故を防ぐための**「家族を守るツール」**でもあるのです。

6. 岐阜で「真実」を知りたいならフルタ自動車鈑金へ

フルタ自動車鈑金は、事故車の修理を行う「板金屋」であると同時に、ボッシュ認定の「CDRテクニシャン」が在籍する専門工場です。

事故車が入庫したら、まずは外傷を見る(物理的な痕跡)。
次にCDRツールを繋ぎ、内部データを見る(操作の痕跡)。

この両輪で調査を行うことで、警察や保険会社のアジャスターよりも深く、正確に事故の原因を特定します。

「事故の原因が納得できない」
「相手が嘘をついている気がする」
「家族の運転ミスなのか、車のせいなのかはっきりさせたい」

そんなモヤモヤを抱えている方は、ぜひ一度ご相談ください。
事故の記憶は薄れても、記録(データ)は決して嘘をつきません。

解析対応車種は、トヨタ、ホンダ、日産、マツダ、スバルなどの国産車から、輸入車まで幅広く対応しています。(※年式や車種によりますので、まずはお問い合わせください)

■お問い合わせ・店舗情報


フルタ自動車鈑金(CDR認定テクニシャン・特定整備認証工場)
代表:古田 昌也

住所: 〒500-8136 岐阜県岐阜市雪見町1-5-17
(県道205号・長良橋通り「雪見町」交差点すぐ。Googleマップで「フルタ自動車鈑金」と検索してください)
電話番号:058-246-1551
定休日: 日曜・祝日(※年末年始・GW・お盆期間等は要確認)

**【対応エリア】**
岐阜市、各務原市、羽島郡(岐南町・笠松町)、関市、瑞穂市、山県市、本巣市、羽島市、大垣市など岐阜県全域。
※弁護士事務所、保険代理店からの調査依頼も承っております。

**【主な業務内容】**

* **交通事故CDR解析・工学鑑定**
* 踏み間違い事故・暴走事故の調査
* 自動車鈑金(板金)塗装・修理
* 24時間ロードサービス(昌也ロードサービス24h)

**「マイベストプロを見た」「事故の解析をしてほしい」とお電話ください。**
秘密厳守で対応いたします。科学の力で、事故の真実を明らかにしましょう。

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古田昌也
専門家

古田昌也(整備士)

フルタ自動車鈑金 雪見店

高い技術で鈑金塗装修理を行うだけではなく、お客様の立場にたったサービスの提供を追及。職人気質な業界にサービス精神を取り入れ、お客様の役に立ちたいと考えている

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