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オイル漏れは大問題!気づいた瞬間にすべき行動

古田昌也

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テーマ:クルマのトラブル

オイル漏れは大問題!気づいた瞬間にすべき行動

事故搬送先はフルタ自動車鈑金に。EDR解析にも対応

駐車場に「黒いシミ」「ポタッとした跡」がある…。
または、走行後に「焦げたニオイ」「煙」が出る…。
そんな“オイル漏れのサイン”に気づいたら、すぐに行動することがとても重要です。

オイル漏れは軽い症状に見えて、実は車の故障の中でも“最も危険度が高いトラブル”のひとつ。
放置するとエンジン焼き付き(廃車レベル)につながることも珍しくありません。

この記事では岐阜市のフルタ自動車鈑金が、
「オイル漏れを見つけた時の正しい行動」
「よくある原因と危険性」
「EDR(CDR)解析が役立つケース」
「レッカー搬送が必要な状態」
について、一般ユーザーにも分かりやすく解説します。

マイベストプロ岐阜の記事としてそのまま掲載できる内容でお届けします。

■ オイル漏れは“緊急性の高いトラブル”と知るべき理由

オイルは車にとって“血液”のような存在。
エンジン内を潤滑し、熱を逃がし、部品同士の摩擦を防ぐ役割があります。

つまり、オイルが漏れて減っていくと…
摩擦が増えてエンジン破損します。
金属同士が焼き付く(走行不能)
白煙が上がり、最悪の場合は出火することもあります。

こうした危険があるため、オイル漏れは放置してはいけません。

■ 気づいた瞬間にすべき正しい行動 3ステップ

【STEP1】 まずはエンジン停止。無理に走らない。

オイルが減った状態で走行すると、エンジン内部の焼き付きが起こる可能性があります。
「少しだけなら走れるかも…」は非常に危険です。

【STEP2】 漏れている液体の色を確認

地面のシミは次のような色で判断できます。

黒〜茶色のシミは エンジンオイルの可能性があります。
赤色のシミは ATF(オートマオイル)の可能性があります。
緑・ピンクのシミは 冷却水の可能性があります。
無色透明のシミは エアコンの水(正常)です。

黒・茶色のシミはすぐに点検すべきオイル漏れです。

【STEP3】 レッカー搬送を手配(自走は危険)

オイル漏れの可能性がある車は、走るほど状態が悪化します。

■ オイル漏れのよくある原因 TOP5

オイル漏れは「古い車だけの問題」と思われがちですが、
実際には新しい車でも発生します。

【1】ガスケット・パッキンの劣化

もっとも多いのが、ゴム製パッキンが経年劣化してオイルが滲むケース。

【2】エンジンヘッドカバーの割れ

樹脂製カバーは熱で変形しやすく、ひび割れから漏れることがあります。

【3】ドレンボルト周りの緩み

オイル交換時の締め付け不良が原因。

【4】タービン周りのオイルライン漏れ(ターボ車)

ターボ車は高温になるため、外れ・緩みが発生しやすい部分です。

【5】エンジンブロック本体の亀裂

事故や大きな衝撃が原因のケース。修理費が高額になりやすい。

■ オイル漏れを放置するとどうなる?

結論から言うと、<strong>放置は非常に危険です。

・エンジン内部が焼き付く(完全故障)
・白煙が発生し走行不能
・走行中にオイルが燃えて出火の危険
・オイルがタイヤに付着してスリップ事故
・ ATF漏れの場合は変速不能に

特にエンジン焼き付きは修理費が数十万円〜エンジン載せ替えとなるため、
早い段階なら数千〜数万円で済んだ修理が、
放置すると一気に高額になるケースが多いです。

■ 事故が原因のオイル漏れは「EDR(CDR)解析」で原因が

駐車場の縁石、段差への衝突する自損事故や、後方からの追突など相手がいる、
外的要因でオイルパンや下回りを損傷することがあります。

その際、相手がいる場合はトラブルになりやすいため、
EDR(イベントデータレコーダー|CDR)解析が有効です。

EDR解析で分かること

・衝突時の車速
・ブレーキ操作
・アクセル開度
・ステアリング操作
・衝突角度や力の加わりかた

これを活用することで、
・過失割合の判断材料
・当て逃げ・接触の客観データ
・事故原因の証明

として非常に役立ちます。

フルタ自動車鈑金では、
CDRツールを使用した専門的なEDR解析が可能です。

■ どの程度のオイル漏れなら走行可能?

一般ユーザーが判断するのは非常に難しいですが、
次の症状がひとつでもある場合、<strong>絶対に走行NGです。

・チリチリした焦げ臭いニオイ
・白煙が出る
・油の滴下が地面に続いている
・オイル量ゲージが下限付近
・エンジン警告灯点灯

このような状態で走ると、エンジン破損リスクが極めて高いです。

▼安全な選択は“レッカー搬送

少しの漏れでも走るほど状態は悪化します。
搬送先はフルタ自動車鈑金へ。

■ フルタ自動車鈑金でのオイル漏れ修理メニュー

・パッキン交換
・ガスケット交換
・オイルパン交換/修理
・エンジンカバー交換
・下回り洗浄+漏れ箇所特定
・EDR(CDR)解析
・必要に応じて保険修理対応

小さな滲みなら安価で修理可能ですが、
大きな漏れなら早急な対応が必要です。

【店舗案内】

株式会社フルタ(フルタ自動車鈑金)
織田塚店:岐阜市織田塚町1-12-1
雪見店:岐阜市雪見町1-5-17
24時間ロードサービス:昌也(サカナリ)ロードサービス24h

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古田昌也
専門家

古田昌也(整備士)

フルタ自動車鈑金 雪見店

高い技術で鈑金塗装修理を行うだけではなく、お客様の立場にたったサービスの提供を追及。職人気質な業界にサービス精神を取り入れ、お客様の役に立ちたいと考えている

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