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古田昌也

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コラム

自動車の板金工程

2015年10月23日 公開 / 2019年5月25日更新

テーマ:くるまのキズへこみコラムはじめました。

コラムカテゴリ:趣味

こんにちは 岐阜市の自動車キズ・へこみ・板金修理専門工場
青いカンバンが特徴的なフルタ自動車鈑金(古田板金) 古田昌也 です。


今回は、自動車の板金工程についてご説明しますね。自動車の外装はほとんどの車種で金属(鋼板)が使われているため、(一部アルミニウムやFRPが使われている車種もあります。)ドアやフェンダー、ボンネットなど外装パネルと呼ばれるものが歪んだり、へこんだりした場合は専用のハンマーやドリー、スプーンと呼ばれる当て板を使って職人が「叩く」、「押す」、「絞る」、「伸ばす」、「引っ張る」を繰り返して元の形に成形します。

ただし金属の特性上、一度弾性限界を超えて変形したパネルは元通りにはならないので、ある程度のラインを取り戻すまでは叩きだして修復し、細かい部分はパテ成形するのが一般的です。
その際、パテの量が出来るだけ少なくて済むように叩き出しの工程で可能な限り元のラインを復元することが職人の腕の見せどころです。著しく損傷している場合はドアやフェンダー、ボンネットなどのパーツそのものを取り替えたほうが工数や工賃が少なくトータルで安く済ませられることもあります。

■内板骨格の修正

内板骨格という言葉には馴染みが薄いかもしれませんが自動車の外板パネル以外のボデーの骨格(一般にフレームと呼びます)をなす部分を指します。事故の影響などでこの内板骨格まで衝撃を受け、変形すると車にとって一番重要な骨格の部分に当たるため修復には高度な技術が必要となります。一般にはボデー修正装置(フレーム修正機)と呼ばれる設備を用いて歪んだ骨格部分の修正をしていきますが損傷の度合いによっては部分的に切り出し取り替えてしまうこともあります。

■板金を伴わないキズの修復

ちょっと車をバックした際に車体を擦ってしまったなど不意に車を傷つけてしまったという経験がある方も少なく無いと思います。外板パネルがへこまない表面のキズであれば板金を伴わず修復することが出来ます。軽微な傷でもそのままにしておくと錆が進行したりしていざ直す時に思わぬ出費になることもあります。

■樹脂部品(バンパー等)の修理

自動車のバンパーは近年の傾向としてPP(ポリプロピレン)を使用したものが主流となっています。基本的には素材が樹脂であるため外装パネルのように叩いて元の形に成形することは難しく浅いキズやへこみ以外は修理・修復ではなく新品、もしくは中古部品に交換してしまった方が安く上がるケースが多いです。

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