築約120年の住宅の耐震補強リノベーションの紹介です!!その3 /3
築約120年の住宅の耐震補強リノベーションの紹介です!!
この場所へ移築されてから約120年、その前のことははっきりわかっていません。もしかすると150年以上は経っているかもしれません。
数年前に耐震診断をさせていただいて、後に耐震補強をしてリノベーションをしたいというお話をいただきました。建物が玉石基礎でしかも傾きが発生しているので、予算も含めどうしたらできるかの検討にかなりの日数を要しましたが、県と市の耐震事業に関する補助金もいただくことも含めやれるめどがたち、昨年の8月に工事に着手しました。
この建物の空気感を保ちながらリノベーションすることが御施主様にとってとても意味のあることだということを感じていて、新築などの他の建物には変えることのできない価値のある、それほど思い入れのある住まいの改修でした。
解体後
現況(解体前)はこんな感じの建物です。
調査の時の床下状況です。比較的乾燥して湿気は無い状態です。
玉石基礎に載っている状態で建具の高さで約45mmの傾きもあり部分的には沈下していました。
まずは建物全体を支え土台の設置です。
全体べた基礎にするための掘削です。
べた基礎の配筋
コンクリート打ち
続いて立上げ壁を施工した後に傾き修正をしています。
次に耐震のための補強を行います。筋かい、面材補強、小屋の構面補強等
造作工事
天井は裏補強板を設置して既存の竹を修正や付け足しして復元しています。
ロフトの階段の設置準備です。
仕上げ工事
ロフトの階段の設置完了
☞ その2へ続きます。
次回は before afterです。
どうでしたか?コメントがありましたらお寄せ下さい。