令和のブームはこれだ! 2021年度版の中で掲載されました!!
トップライトの自然光によって空間が明るく爽やかになります!
トップライトは一般的な窓に比べて非常に明るく豊かな光をもたらします。
暗くなりがちな北側の部屋や、中廊下などには特に有効です。また、あまり大きな窓を設けるとプライバシーが確保できなかったり、周りに高い建物があったりして窓から明るい光が入ってこないような場所にもよいでしょう。台所の場合も食器棚などの収納を設けたいために小さな窓になりがちですが、そんな場合もトップライトが有効な採光手段になります。
何といっても上からの自然光は空間全体に光が行き当たるので、広がりと開放感が感じられ爽やかな雰囲気になります。
畳の間へ差し込む明るい自然光です。
こちらは既存のエントランスホールにトップライトを設けました。
左がBefore右がAfter
既存のキッチンは北側にあるのでほの暗い感じでした。
トップライトの均一な光により空間全体が爽やかで明るくなりました。
左がBefore右がAfter
暗くなりがちなエントランスホール奥のシューズクローゼット
壁面いっぱいに下足入などの収納を設けていても天井面の自然光により明るくなりました。
中廊下もトップライトの自然光で明るさと開放感があります。
他も数件ギャラリーで紹介しています。 こちら→ http://mbp-japan.com/gifu/atelierando/gallery/65/
☛トップライトのワンポイント
トップライトを設けるには屋根に光を通す素材を設置しますが、その素材や形式にはいろいろなタイプがあります。サッシの形で作られたメーカー品や瓦葺きの時に使用できるガラス瓦、造り付けでガラスを嵌め込んだもの、等。開放できるタイプを採用すれば、暖かい空気は上昇するため通風や換気の効果が高まります。ただ屋根面に設けるので雨漏りの心配がありますね。サッシの場合は規格製品なのでそのものは保証がありますが、施工の不具合により雨水が浸入する場合がありますので施工に対しては細心の注意が必要です。第一にそういう認識をしっかり持った施工者にお願いすること、次に不具合の際の保証やメンテナンス体制を確認しておくことですが大切です。
空間を明るく開放的にしてくれるトップライトは魅力的なものですが、その良さを十分発揮するために全体のプランニングの中で目的やイメージによって取り入れ方を考えたいものです。
どうでしたか?コメントがありましたらお寄せ下さい。