励まし、ほめること
「親も初めての体験」
~ぶつかり合いを恐れない~
子どもは、生まれて初めて子どもの役割をしています。
親も同様に初めて、親の役割をしています。
初めて同士が、ぶつかり合ったり、失敗することは当たり前のことです。
人が成長しようとすると、前にいる人とぶつかります。壁にぶつかるようなものです。
子どもがぶつかって来たときに、親は逃げてはいけません。子どもは何も学べなくなります。
ぶつかるにはエネルギーを使うし、イヤで怖いことかも知れません。親として間違ったことを教えて、失敗したくないという理由で、つい逃げてしまいたいと言うことがあるかも知れません。しかし教育は間違うことから始まるのです。試行錯誤の連続です。
子どもが成長しようとして、ぶつかってきたのなら、それをきっかけに親として成長するために、すなおに、失敗を恐れず子どもにぶつかっていけばいいのです。
ぶつかることで、子どもは親の本気を学び、親は子どもの本気を学ぶのです。
教育はぶつかり合いです。
いい話をして説得し、きれいごとを並べるだけでは人間を教育していく事はできません。
子どもはぶつかり合いを求めています。精神的な成長をして大人になろうとしているのです。