第5回 「夕食前に勉強すると成績が伸びる」
マイベストプロ福岡、子どもの学力を向上させる教育のプロ「田中正徳」でございます。
いつもご覧になっていただいて誠にありがとうございます。
「成績が伸びる人伸びない人」をテーマに10回のコラムを書かせていただきます。
今回は、第9回「体を使って暗記すると学力が伸びるむについて。
暗記が苦手な子どもは少なくありませんが、小中学生時の脳の働きが一番良いのです。
暗記の仕方が間違っていることがほとんどの原因です。
暗記ものは「目で暗記する」と思っているなら、考えを改める必要があるでしょう。
見て覚えたつもりでも、いざ書こうとしてみると、案外出てこないことは、ご承知の通りです。
暗記で重要なのは、実は「身体で暗記する」ことです。
できるだけ多くの感覚器官を使って覚えるのです。
具体的には、暗記したいものを見て、口に出して唱え、それを自分の耳で聞きながら、実際にノートに書き
留める。視覚、聴覚、触覚をフル活用するのです。
特に暗記では、「手」を徹底して使うことが最も重要です。
とにかく書くこと。書くことは脳に刺激を与え、記憶として定着させます。
英単語、漢字、社会の地名、人物名、年号、理科の用語など、すべて白紙の用紙に書いて書いて書きまく
る。同じ言葉を何も見なくても書けるまで書く。
まずは、教科書の太字で書かれている用語だけでもよいですから、書くことを中心として、身体を使って暗
記するように意識しながら勉強させてみてください。習慣化できれば、お子さんの記憶力が飛躍的にアップ
することでしょう。