第8回「ミニ定規を使う」について
マイベストプロ福岡、子どもの学力を向上させる教育のプロ「田中正徳」でございます。
いつもご覧になっていただいて誠にありがとうございます。
「成績が伸びる人伸びない人」をテーマに10回のコラムを書かせていただきます。
今回は、第4回「いい成績は頭の良し悪しではない」について。
よい成績を取れる人を「頭がいい人」と言うならば、中学までの学習内容なら誰でも「頭がいい人」になるチャンスがあります。ただし、勉強のコツを知り、○○する必要があります。(○○はあとで示します)
そこで勉強のコツなのですが、簡単にいうと「アウトプット学習」です。
アウトプット学習とは、頭で理解したことを手や口を使って外に向かって表現する学習です。
例えば、解き方を理解した問題の解説を白紙の用紙に書いたり、覚えたことを暗唱することはアウトプット学習です。
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アウトプット学習に対して、「インプット学習」があります。インプット学習とは、例えば学校の授業を聞くこと、黒板の文字をノートに書き写すこと、教科書を読むこと、写真を見ることなどを言います。
勉強しているのによい成績を取れない人は、実は「インプット学習」だけで終わっている場合が少なくありません。アウトプット学習が不足していないか、インプット学習だけで勉強した気になっていないかを確認してみてください。
インプット学習は、脳への負荷が低い学習方法です。単純に情報を受け取るだけで良いからです。
脳は鍛えるほど処理能力が上がります。インプット学習より負荷が大きいアウトプット学習が、脳を鍛え、結果としてよい成績をもたらしてくれます。
最後に○○について。○○には「行動」が当てはまります。上記のようにアウトプット学習の重要性を知ったとしても、行動に結びつかないと全く意味がありません。
行動する必要があります。
そうなると、アウトプット学習をいかに楽しく効率的に行えるかが重要になってきます。
そこで文明の利器の登場です。パソコン(コンピュータ)を使った学習が便利です。
アウトプットを意識した考えさせる問題、ヒントの与え方が考慮された学習ソフトなら、「行動」のハードルはきっと低くなることでしょう。よい成績は偶然ではありません。
確信をもって、行動するところからスタートしてみましょう。