「鬼との約束で子どもの脳が劇的成長!?節分行事が育む5つの力」

山崎憲治

山崎憲治

テーマ:行事節分

本日北九州市内にある若松天使園さんにあの高塔山の赤鬼(865歳)が襲来したそうです。今年で27回目 年令の由来はウソ八百だとかなんとか、定かではありませんが((笑))





幼児期の子どもが節分行事で鬼と一つの約束を結び、それを守る経験をすることは、とても重要で脳の発達や将来の成長に良い影響を与えます。その理由を5つ脳科学の観点から解説します。

1. 前頭前野の発達を促し、自己制御力が向上



幼児期の脳は急速に発達し、特に前頭前野(自己制御や計画力を司る部分)が成長します。鬼との約束を守る行為は、自己抑制や行動のコントロールを学ぶ良い機会になります。これにより、集中力や問題解決能力が向上し、将来的に学習や社会生活での成功につながる可能性があります。

2. 報酬系の活性化により「やり抜く力(グリット)」が育つ



約束を守ることで「達成感」を得ると、脳内の報酬系(ドーパミン神経回路)が活性化します。これにより、成功体験が記憶に定着し、「努力すればできる」という自己肯定感が高まります。この経験は、将来的に困難に直面しても粘り強く努力する力(グリット)を育む基盤となります。

3. 社会的スキルが向上し、協調性が育つ



鬼との約束は、単なるルールではなく「他者との約束を守る」という社会的な行動の第一歩です。幼児期にこの経験を積むことで、共感力や信頼関係の大切さを学び、社会性が発達します。これにより、将来的に人間関係のトラブルが減り、チームワークが得意な子どもに育つ可能性が高まります。

4. 記憶力や論理的思考力が発達する



約束を守るには「何を約束したのか」「どうすれば守れるか」を考える必要があります。このプロセスは、脳のワーキングメモリ(短期記憶)を鍛え、論理的思考力や計画性を伸ばします。これにより、将来的に学習の効率が向上し、問題解決力が高い子どもに成長する可能性があります。

5. 文化的な意味を理解し、道徳観・価値観が育つ



節分の鬼は「悪いことをすると鬼が来る」「約束を守れば鬼は優しい」という道徳的なメッセージを含んでいます。この体験を通じて、善悪の判断力や価値観が形成されます。これにより、将来的に倫理観を持ち、自律的に行動できる子どもに育つことが期待されます。




このように、節分行事での「鬼との約束」は、幼児の脳発達や将来の成長に非常に良い影響を与えます。ぜひ、親子で楽しみながら経験させてあげてください!

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山崎憲治
専門家

山崎憲治(教育アドバイザー)

firstball

独自開発の運動プログラムや学習プログラムで運動能力を伸し、やる気や集中力、脳の認知機能(理解・判断・記憶・思考等)を高めて学習することで学力も向上する文武両道実現。心身共に子どもの健やかな成長を育む。

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