支援学級から普通学級へ──“脳のスイッチ”が入ると子どもはここまで変わる

山崎憲治

山崎憲治

テーマ:発達障がい グレーゾーン

支援学級から普通学級へ──“脳のスイッチ”が入ると子どもはここまで変わる

A君の「その後」に起きた驚くべき変化



小学6年生で私のもとを卒業したA君(当時・中学2年生)。
彼の成長の軌跡は、子どもの可能性がどれほど大きいかを証明しています。
スーパーハードドッジ夏季大会:優勝(2018年8月)
日本漢字検定5級:合格(2018年1月)
野球チームのメンバー入り、声出しリーダーを自ら志願

誰よりも大きな声で仲間を励まし、苦手だった学習にも粘り強く取り組めるようになりました。

しかし、ここに至るまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。



「支援学級から普通学級へ替われたんです!」



ある日、A君が笑顔でこう報告してくれました。

「もう、バカにされたり、いじめられたりしなくて済む…!」

その言葉を聞いた瞬間、胸が締め付けられるようでした。

どれほどの孤独と悔しさを抱えていたのか。
どれほど自信のない日々を過ごしてきたのか。

現代の子どもたちが抱える
自尊感情の低下
孤立
感情コントロールの困難
は、決して“本人の性格”の問題ではない。

脳の発達段階にある「空白」や「未統合」の部分が原因で起こる現象
だということを、A君の姿から改めて痛感しました。



A君と出会ったのは「サマーベースボールキャンプ」

彼が小学3年生の夏、私が企画した
「サマーベースボールキャンプ」 に参加しました。

これは、北九州市の協力のもと、夏休みに市内の本格野球場を開放してもらい、
野球経験のない子どもたちが思い切り体を動かすことを目的としたものです。

当時のA君は…
ボールを投げる方向が定まらない
捕れない
バットに当たらない
指示を聞けない
すぐキレる
暴言
ケンカ
落ち着かない

野球の技術以前に、日常生活にも困る“脳のアンバランス” が強く見られました。



少年野球クラブへの入会を希望。しかし…



キャンプ終了後、A君は私が監督を務める
「少年野球クラブ」 に入りたいと申し出ます。

しかし、当時のA君の状態では、通常チーム練習は難しい。

そこで私は保護者の方にこう伝えました。

「Sパワーキッズプログラムと併用すれば、A君は必ず変わる」

母親は信じてくださり、その瞬間からA君の人生が動き始めました。



週1回の“超高強度運動”が脳を変えた



A君が大きく変わった理由は、
野球×Sパワーキッズプログラム の組み合わせにあります。

脳科学の研究では
超高強度運動=脳内ホルモンの分泌が活性化
ドーパミン(集中・意欲)
セロトニン(情緒の安定)
ノルアドレナリン(切り替え・抑制)
が一気に整い、
実行機能(前頭前野)が劇的に動き始める
ことがわかっています。

A君に必要だったのは
「叱られること」でも「我慢させること」でもなく、

脳のネットワークが“つながる”環境
でした。

その役割を果たしたのが、
超高強度運動を安全に行える
Sパワーキッズプログラム だったのです。



ADHD傾向・グレーゾーンの子ほど“運動で伸びる”

A君には
衝動性
注意散漫
イライラ
感情の爆発
といったADHD特性が顕著でした。

しかし最新研究では、
運動はADHD傾向の子に最も効果が出る発達刺激
であると明らかになっています。

理由は次の通り

脳内の報酬系が整い「やる気」が出る

注意の持続時間が伸びる

衝動性のコントロールが向上

情緒が安定し、叱られる回数が減る

自信がつき、自己効力感が復活する

A君の変化は「奇跡」ではなく、
脳科学的に説明できる“必然の変化” だったのです。



学習面も大きく変わった

6年生になったA君は
問題に粘り強く取り組める
習ったことを忘れない
友だちへの声かけが増えた
チームでリーダー的存在に

たった週1回の運動でも
脳の発達段階が整うと、学習力は一気に伸びる
という事実を証明してくれました。



「僕だって障がいを克服してきたんだから」



ある日の練習で
仲間が弱音を吐いた時、A君はこう言いました。

「諦めるのはまだ早い!僕だって障がいだったけど克服できたんだから!」

数年前、暴言とケンカばかりしていた少年の姿はもうありません。
周囲を励まし、仲間をまとめる姿に、私は熱いものを感じました。



A君のお母さんの言葉



先日A君がお母さんと一緒に遊びに来てくれた際、
お母さんは嬉しそうにこう話してくれました。

「今は勉強をすごく頑張っています」

あの頃の不安でいっぱいの表情とは全く違う、
明るい笑顔でした。



子どもは「脳がつながれば」変わる



学力・運動能力・集中力・行動・やる気。
これらの問題は決して
性格
根性
家庭環境

のせいではありません。

最新の脳科学では
“脳の未発達部分がつながれば、子どもは必ず伸びる”
と証明されています。

A君の変化は、その正しさを示す生きた教材です。



子どもの発達や行動で悩む時は



Sパワーキッズプログラム は
脳科学 × 運動生理学 × 発達心理学を基に開発された
“全く新しい発達支援プログラム”です。

ADHD・グレーゾーン・不登校手前
やる気が出ない・集中できない
勉強が苦手・運動嫌い

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山崎憲治
専門家

山崎憲治(教育アドバイザー)

firstball

独自開発の運動プログラムや学習プログラムで運動能力を伸し、やる気や集中力、脳の認知機能(理解・判断・記憶・思考等)を高めて学習することで学力も向上する文武両道実現。心身共に子どもの健やかな成長を育む。

山崎憲治プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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