セキュリティのはなし~台風編
パソコンで「音」というと高級なスピーカーを使ってすごい音楽を、みたいなこともあるんですが、今回はWeb会議などで「うまく聞こえない」はどうして起こるのかとか少し書いてみたいと思います。
パソコンでの「音」はマイクやスピーカーというデバイス(部品)とデバイスを動作させるためのドライバーとソフトウエアで拾ったり鳴ったりしています。なので、「鳴らない」とか「聞こえない」場合は部品とドライバーとソフトウエアの三つを確認する必要があります。最近は外付けのヘッドセットやHDMIケーブルで外部モニターやテレビとの接続が終わった後でケーブルを抜いてもデバイスの切り替えが行われなかったりするケースもありますね、多くのケースで再起動すると元に戻ります。
ノートパソコンには多くの機種でマイクとスピーカーが内蔵されていて、スピーカーはモデルによって差があるもののかなり良い音を出せる場合がありますが、マイクはずっと以前からそれなりです。これは、あまりマイクの性能を上げてしまってもパソコン内部の音(ファンとかコンデンサーなどから発生する音)を拾うだけになりますし、そもそもでいうと購入してから廃棄になるまで一度も使われることがない可能性がある部品にこのコストカットの時代によい製品が使われているとは考えにくいですね。マイクの場所がよくわからなくてステッカーを貼ったりしてしまっている方もいらっしゃるようですが、内蔵のマイクについてはあまり期待をしないようにしていただくのがよいように思います。
もしWeb会議などで「聞き取りにくい」などと言われるようなことがあったら外付けのデバイスを検討されるといいと思います。外付けのマイクスピーカー・ヘッドセットにもいろいろと分類がありますが、パソコンのイヤホン/マイク端子に差し込むタイプとUSBに接続するタイプに分けるとすると断然USBに接続する方です。USBに接続すると「外付けサウンドデバイス」として認識されて内蔵のものとは別に扱われますので内部の影響も受けにくいです。ストリーミングで音楽などを再生してみてきれいに聞き取れる場合はスピーカーは”まとも”ですのでマイク機能が内蔵されたWebカメラを検討されるとよいと思います。残念ながら(低価格なのも理由の一つですが)「ハズレ」が多い製品でもありますのでネットの評判などを参考にされるのがいいでしょうね。
パソコンは元々計算機です、後から映像とか音楽を楽しめるように機能と性能を拡張していますので無理があるのも仕方がない面があります。どうしようもなくなったときはスマホやタブレットのご利用をご検討されるのもよろしいかと思います。機種によってはテレビやモニターに映すことができたりしますので以外に快適です。