音のはなし~マイクとスピーカー編
携帯電話の番号だけで送信できるSMS(ショートメッセージサービス)もSNS(ソーシャルネットワークサービス)のアカウント同士で行われるメッセンジャーサービスもコメントやDM(ダイレクトメッセージ)もメールソフトを介して送受信される電子メールもWebメールも全部まとめて「メール」と言われてしまうような昨今ですが、これって英語圏の皆さんはきっちり区別されているんですかね?日本だけの現象なんでしょうか?
ーということで、今回はメールについてです。最初に書きましたようにメールといっても多岐に渡りますので、今回はWindowsPCにおける「Outlook」ついて書いてみようと思いますのでよろしくお願いします。Office365とかMicrosoft365とか呼び方が分かれますが今回は「Office製品」に統一しますね。
Microsoft社が開発したMicrosoft Outlookは、電子メールだけでなくスケジュールやタスクの管理、ExcelやWordとの連携もできるアプリケーションソフトで、その昔PIM(パーソナルインフォメーションマネージャー)と呼ばれた個人管理ソフトの名残りが残っていますね。昨年の後半から勝手にインストールされて混乱の原因になったOutlook(New)とは無関係ですからお間違えにならないようお願いします。
ちなみに、Outlook(New)はWindows8/8.1/10に標準で搭載されていたメールソフトの「メール」の後継としてカレンダーやToDo機能を加えて用意されたソフトです。WordやExcelなどのOffice製品に含まれるOutlookとは無関係(実はWeb版のOutlookにデザインが寄せてあるということなので数年後にどうなっているのかについては不明です)で、以前のOutlookExpress→WindowsLiveMailの流れを汲むと考えるのが良いでしょうね。ただ、Windows8/8.1/10の「メール」以降は受信メールをPCにダウンロードしませんのでメールデータを新しいPCに移行することはできません。っていうか、メールサーバーにあるデータを読みに行っているだけなので新しいPCでメールアドレスとメールパスワードを設定すれば多くのケース(メールサーバーなどの情報が必要になるケースがあります)で同じ状況に復帰できます。
Microsoft Outlookはメール機能だけをご利用の方が多いですが、スケジュールや連絡先の管理もできてWordやExcelなどの他のOffice製品との連携(ファイルを添付した場合の挙動など)ができることになっていますが、AppleとAndroidのスマートフォンがここまで普及した中では総合管理ソフトとしての立場は微妙なものになっています。ただ、「Outlookでないとできないこと」がそれほどなくなった代わりに「Outlookでもできること」も結構あるのが現状ですので、お勤め先や学校のルールや持っているデバイスに合わせて適切な選択をされると良いと思います。
Microsoft OutlookはOffice製品ですからOutlookが起動しないなどの理由でソフトの修復が必要になる場合はOfficeソフト丸ごと修復もしくは再インストールすることになります。修復の方法によっては終了後にOfficeソフトを起動する際に認証が必要になる場合があって、Microsoftアカウントをご利用であれば最近のOffice製品はMicrosoftアカウントに関連付けられていますので修復を行う前に確認されるといいでしょうね。会社や学校のアカウントでWindowsをご利用の場合は管理者に問い合わせする必要があります。また、中古品などでOffice製品がインストールされた状態のPCを入手された場合は認証情報について調べておくことをお勧めします。修復しないと使えるようにならないのだとしたらどちらにしてもアウトですが…。Office製品の認証については購入時期やバージョンによって異なりますのでトラブルになる前に調べておくとこをお勧めします。