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豊田晴子プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

「えっ、断乳中止?!」——上の子と同じじゃなくていい。わが子のタイミングに寄り添う卒乳・断乳のお話

豊田晴子

豊田晴子

「上の子が1歳で断乳したから、下の子も同じ1歳でやめるべき?」

育児をしていると、ついつい「上の子の時と同じように」と考えてしまうこと、ありませんか?
でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
生まれた時から、上の子と下の子がお母さんと一緒に過ごしてきた時間は違います。
後から生まれた下の子は、ママを独り占めできる時間がどうしても短くなりがちです。

そう考えると、「上の子が1歳だったから下の子も1歳で断乳」と無理に時期を合わせる必要はあるのでしょうか?

浮かない表情のお母さんと、諦めきれないわが子
ある日、産後ケアで「断乳ケアマッサージ」を受けにお越しくださったお母さんがいらっしゃいました。
「心の整理はついています」とおっしゃっていましたが、お胸のケアをしていると、どこかまだ迷いがあるようなご様子……。
そして、お子さんもおっぱいを諦めきれず、元気がなくどこか悲しそうな表情をしていました。

翌日(2日目)も、やはりお子さんは浮かない表情のままです。
そこで、マッサージをしながら、お母さんにそっとお尋ねしてみました。
「今回、どうしてもこの時期に断乳しなければいけない理由はありますか?」
するとお母さんは、
「上の子と同じ時期にやめようと夫婦で話し合って決めました。でも……本当に今、やめる必要があるのかな?って、実は心の中で思っていたんです」
と本音をポロリと打ち明けてくださいました。

「じゃあ、今回は中止にしてみませんか?」
その言葉を聞いて、私はすぐに
「じゃあ、思い切って今回は中止にしてもいいんじゃないですか?」
とお伝えしました。

ケアを一旦ストップし、その場でパパと連絡を取り合っていただいたところ、ご夫婦の結論は「今回は断乳を中止しよう!」ということに。
別室で待っていたお子さんのところへ行き、
「おっぱい、飲んでも大丈夫だよ!飲んでいいんだって!」
と声をかけると……
パァァッと顔を輝かせて、とびきりの笑顔でおっぱいにギュッとしがみつきました!

その姿を見て、「ああ、やっぱりこの子にとって“今”じゃなかったんだな」と心から感じました。




断乳のタイミングは、子ども一人ひとり違って当たり前

「◯歳になったから」「上の子がそうだったから」という基準は、ひとつの目安に過ぎません。
子どもによって、甘えたい気持ちや成長のペース、心の準備のスピードは本当に人それぞれです。
パパやご家族と話し合うことももちろん大切ですが、一番大切なのは、「お子さんの気持ちを受け止め、納得できる理由を伝えながら進めること」ではないでしょうか。

「本当に今やめるべきなのかな?」
「わが子の表情を見ていると迷ってしまう……」
そんなときは、無理に進めず立ち止まったり、一度お休みしたりしても大丈夫です。

迷ったときは、いつでもお気軽にご相談くださいね。

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豊田晴子
専門家

豊田晴子(助産師)

一般社団法人産前産後サポーター協会

助産師として40年以上、母子と家族の相談や支援に携わり、現在は自治体と連携した産後ケアを実践。認定講座や父親向け講座を通じて、地域で産前産後を支える人材の育成に取り組んでいます。

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