C値、UA値、高気密高断熱と注文住宅の費用対効果(福岡市工務店の一級建築士)
棟上(むねあげ)前、筑前町の 清武建設木工所で、
私の父(大工・2級建築士)が、柱や梁を削る作業を約1ヶ月おこなっていました。
※棟上とは⇒http://mbp-japan.com/fukuoka/kiyotake/column/8691/
プラモデルの部品を作るように柱や梁などの接合部分をカットし、
棟上時に1日で現地で組み立てられるようにする為です。
なぜなら、柱と梁を一日で組み立てずに中途半端で終われば、倒れてしまうからです。
現在、社会全体的に、木造住宅は、コンピューター制御にて工場でカットし、
現場に納品する仕組みの「プレカット」が大半ですが、
当時は大工さんが柱や梁を削る作業をおこなうのが当たり前でした。
何故、コンピューター制御の「プレカット」が主流になったかといえば、
大工さんの人件費以下で短時間でカット出来るという理由からです。
柱や梁を削る作業がおこなわれる時、大量の木紛(おがくず)が発生し、
それを近所の子供達がもらいに来ていました。
それは、クワガタやカブト虫を育てる為のものでした。
大変申し訳ないのですが、私が子供だった当時、、知らずに喜んであげていたのですが、
建築材で使用される木材は 杉、ヒノキ、松の針葉樹が主で、
針葉樹の成分は、殺菌効果がある為、
ダニや害虫に強く建築材としては申し分ないのですが、
クワガタやカブト虫の幼虫が育ち難いという欠点があります。
とは言っても、日本の山林は人工的に植林された・ヒノキ・杉の針葉樹林がほとんどで、
広葉樹(ケヤキ・ブナ・トチノキ・クヌギ・・・)と針葉樹が混在した腐葉土であれば、
頑張って日本のカブト虫は育っているようです。
しかし、クワガタは樹木の中で幼虫が育つため、
完全に広葉樹(広葉樹のおがくず)でなければ育ちません。
もうすぐ、夏休みですね。
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