子どもにとっての「第2の家」、遊びの天才を育む自由空間を設計<大野城市・ひだまり保育園>
こんにちは。HOUSE BOX広報担当です。
先日設計担当させていただいた<大野城市・ひだまり保育園>に五月晴れの空の下、植栽が植えられました。
植栽は、景観を美しく整えておしゃれに演出するだけでなく、植物の生長とともに効果も変わってきます。例えば、幹が太くなり大きく育ちながら葉をどんどん茂らせていくことで、外からの視線を遮る目隠し効果や、温度調節や断熱効果、騒音の軽減などの効果も期待できます。
また、すべて常緑樹を植えたことで一年中葉が落ちることなく、寒い冬でも緑があり視覚的な寂しさがないことも特徴です。
もちろん、保育園という環境からみても子どもたちにとってもメリットがたくさん♪
植物の成長を通じ季節の変化を感じることができ、リラックス効果とともに子どもたちは自然への興味関心を深めることができます。また、樹木だけでなく季節の花々も植えると、水やりなど植物のお世話を通して責任感やお友達と協力する経験を育むこともできます。
今回、入り口横と道路脇に植えた植物は3種類です。
一つ目は、「アオキ」という低木の常緑樹で、公園などでもよく植えられている親しみのある植物です。
日光が当たらない場所でもしっかり育ち、雄株は冬にんると赤い実をつけるのが特徴です。
残りの2種類は、道路側の園庭内に植えられました。
左から「アラカシ(=どんぐりの木)」、そして一番右は「ハイノキ」というどちらも高木の常緑樹です。
アラカシは、日本の気候風土によく合う樹木で、生長とともに幹が太く力強くなっていきます。
風に吹かれると濃い緑の葉っぱがサラサラと音を立てて、視覚的だけでなく耳からも癒しを感じとることができる植物です。子どもたちが、木になるどんぐりの実に大喜びする姿が目に浮かびます♪
最後に「ハイノキ」は、すっきりとした樹形で他の木々との相性がよく、育てやすく背が高く伸びることからシンボルツリーとして人気のある植物です。
春になると白い花を咲かせ、見た目もさわやかな印象です。
“ひだまり”という言葉の響きには、心地よい安らぎや穏やかさ、心がほっとする感覚があります。その響きから発想をえて、今回限られたスペースに、環境と条件に適した植物を選び植えました。
子どもたちのかわいい笑顔とともに、木々が伸び伸びと成長してくれることを願うばかりです。
施工事例は当社HPへも掲載しています。
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